我が家はマンションで充電ができないしなあ……。そう思ってアウトランダーPHEVを候補から外している人、ちょっと待った! 国のCEV補助金84万円に加え、エンジン発電でも走れるのがこのクルマの強みだ。マンション住まいでも現実的に買えるのか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、三菱
【画像ギャラリー】サングラスホルダーあるの地味に嬉しい!? アウトランダーPHEVの意外な収納がおもしろい!!(14枚)画像ギャラリー充電できれば最高。でも充電なしでも走れるのがPHEV
アウトランダーPHEVの価格は、Mが529万4300円から。国のCEV補助金84万円を単純に差し引くと、445万4300円相当から見えてくる。Gは5人乗りが591万300円、7人乗りが600万1600円で、補助金込みならそれぞれ507万300円、516万1600円相当という見え方だ。絶対額は安くないが、PHEV、4WD、SUV、先進装備をまとめて考えると、かなり現実味が出てくる。
気になるのは「自宅に充電設備がないと損なのでは?」という点だ。たしかにアウトランダーPHEVの魅力を最大限に味わうなら、自宅で普通充電できる環境がベスト。普通充電(200V/15A)なら約7.5時間で満充電、MはEV走行換算距離106km、G以上でも102kmを走れる。毎日の通勤や買い物をほぼ電気でまかなえるなら、PHEVのうまみはかなり濃い。
ただし、充電設備のないマンション住まいでも全然使える。アウトランダーPHEVは駆動用バッテリーの電池残量が減れば、自動的にエンジンで発電しながら走る。つまり、ガソリン車のように給油だけでも使える。ここがEVとは大きく違うポイントだ。
マンション派は急速充電と“割り切り”がカギ
マンション住まいでアウトランダーPHEVを使うなら、運用のコツは「充電できる時に充電する」くらいの割り切りだ。急速充電なら約32分で80%まで充電できるため、三菱販売店、道の駅、高速道路のサービスエリアなどで立ち寄り充電がしやすい。毎日必ず充電するのではなく、買い物中や遠出の途中に足す使い方でもPHEVらしさは味わえる。
一方で、まったく外部充電しない運用だと、せっかくの100km超EV走行換算距離を生かしにくい。WLTCモード燃費はMが17.6km/L、G以上が17.2km/Lだから、普通のハイブリッドSUVとして見ても悪くはない。
だがアウトランダーPHEVの本領は、電気で静かに走り、必要な時はエンジン発電で距離を伸ばす二刀流にある。近所に急速充電器があるか、勤務先や商業施設で普通充電できるかは、購入前に確認したい。
結論として、マンション住まいでもアウトランダーPHEVは買える。ただし「自宅充電なしでも最高効率」とまでは言わない。補助金84万円で購入ハードルは下がるが、充電環境が多い生活圏かどうかで満足度は変わる。価格重視ならM、家族用途ならGの7人乗り。本命は、自宅充電がなくてもたまに充電できる人。そういう人には、かなり頼れる電動SUVだ。
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