日本独自の規格である軽自動車。つまり軽自動車の本格SUVは、おのずと日本独自の、オリジナリティあふれるものとなる。1970年に初代が登場したスズキ ジムニーは世界最小の本格SUV。小型車や5ドア車など多くの派生車を生み出している。
※本稿は2026年5月のものです
文:片岡英明/写真:スズキ ほか
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
世界最小の本格クロカン
1970年春に登場したLJ10型ジムニーは、世界最小の本格派クロカン4WDだ。軽自動車だが、ハイ/ローの副変速機を備え、強靭なラダーフレームに悪路走破性に優れた4輪リジッドの足を組み合わせた。
搭載するのは359ccの空冷2サイクル2気筒だ。1972年に水冷化し、1976年には539ccの2サイクル3気筒に換装した。また、4サイクル4気筒、797ccのジムニー8を小型車市場に投入する。
2代目の登場は1981年春だ。1L・4気筒のジムニー1000を加え、1984年にワゴン感覚のジムニー1300へと発展させた。1986年にはEPIターボも送り込んだ。
1990年春、657ccの直列3気筒OHCターボを搭載。AT車や5速MT、1300シエラを加え、1995年秋に乗用車仕様を投入した。足はコイルスプリングの3リンク式リジッドだ。
3代目は1998年秋に登場した。主役は5ナンバー車で、K6A型3気筒DOHC4バルブターボを搭載する。シエラはジムニーワイドを名乗り、2002年に再びシエラに戻された。4代目の登場は2018年夏だ。
●ジムニー
・初代:1970~1981年
・2代目:1981~1998年
・3代目:1998~2018年
●ジムニーシエラ
・ジムニー8:1977~1981年
・ジムニー1000&1300:1982~1988年
・ジムニーシエラ1300:1993~1998年
・ジムニーワイド:2000~2002年
・ジムニーシエラ:2002~2018年
















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