ミドルSUVでありながら、7人乗りの3列シートも選べる日産エクストレイル。2025年8月の大幅改良で商品力を高めた現行モデルだが、気になるのは「本当にミニバン代わりになるのか?」という点だ。X e-4ORCEとロッククリークに用意される3列仕様の現実味を考えてみたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、日産
【画像ギャラリー】3列目実際どーなん!? やっぱり緊急用か!?!?(6枚)画像ギャラリー3列目は常用より“いざという時”向き!! それでも7人乗れる安心感は大きい
エクストレイルの3列シート車は、標準系ではX e-4ORCEに設定される。価格は447万9200円。さらにタフギア感の強いロッククリーク e-4ORCEにも3列仕様があり、こちらは488万6200円だ。どちらも4WDのe-4ORCEのみで、2WDの3列はない。
ボディサイズは全長4690mm、全幅1840mm、全高1720mm。ミニバンのように全高を稼いだパッケージではなく、あくまでSUVのスタイルを保った7人乗りだ。そのため、3列目を毎日大人が長距離で使う、というよりは、子どもや小柄な人の短距離移動、祖父母をたまに乗せる、友人を1人2人追加で乗せる、といった使い方が現実的だ。
それでも「普段は5人、必要な時だけ7人」という余裕はかなり効く。ミニバンほど大きく見えず、SUVらしい走りや見た目も諦めたくない。そんな人にとって、エクストレイルの3列はちょうどいい逃げ道になる。
ミニバンほど万能ではないが、e-POWERとe-4ORCEの走りは魅力だ
エクストレイル3列仕様の室内長は2530mm、NissanConnectインフォテインメントシステム装着車では2545mm。2列車より長い数値になるが、3列目を使えば当然荷室は狭くなる。旅行用の大きな荷物を積んで7人フル乗車、という使い方ではミニバンに分がある。荷物も人も常に満載なら、セレナやアルファードのほうが正直ラクだ。
ただし、エクストレイルにはSUVならではの魅力がある。全車e-POWERで、発電用エンジンを積みながら走りはモーター駆動。X e-4ORCE 3列のWLTCモード燃費は18.0km/Lで、前後モーターによる電動4WDの安心感も味わえる。雨の日、雪道、キャンプ場へ向かう道などで、e-4ORCEの安定感は心強い。
結論として、エクストレイルの3列シートは「ミニバンの完全代替」ではない。だが、普段はSUVとして気持ちよく走り、週末や帰省でたまに7人乗せたい人には十分アリだ。実用重視ならX e-4ORCE 3列、遊びの雰囲気まで欲しいならロッククリーク e-4ORCE 3列。ミニバンは便利すぎる。でもSUVで7人乗れる、そのワクワクもまた捨てがたい。
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