国内メーカーの販売の主軸が海外へと向けられている中、小さなクルマ作りが得意なスズキ&ダイハツも海外市場での存在感が大きい。しかしこの両社は日本向けのクルマも重視している。スズキ&ダイハツの「日本のためのクルマ」とは!?
※本稿は2026年5月のものです
文:岡本幸一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
日本のためのスズキ車ナンバーワン……スズキ スペーシア
ダイハツはトヨタの完全子会社であり、トヨタの小型車部門というカラーが濃い。ダイハツが開発&生産してトヨタにOEM供給してヒットしている小型車もある。
小型車のラインナップはスズキのほうが多いが、日本で売れ筋の軽自動車のラインナップは拮抗している。
スズキも日本市場を軽視しているわけでもなく、スズキのほうが全生産台数のうち海外向けの比率が高いが、日本には日本向けの小型車や軽自動車をしっかり用意している。
そんな両社では基本的なアプローチに違いがあるように思える。ダイハツが大事にしているのはいかに生活に密着しているか。例えばタントのミラクルオープンドアは、そのなかから生まれてきたものに違いない。
日本のためのダイハツ車ナンバーワン……ダイハツ タント
かたやスズキは、「小・少・軽・短・美」という独自の理念に象徴されるように、技術と効率を追求している。
そんななかでもユニークなのは、スズキはジムニーのような世界最小の本格的なオフローダーを、ダイハツはコペンのようなオープン2シーターをラインナップしている点が特徴だ。むろん販売台数こそ大きく異なれど、どちらも日本市場で長く愛されている。
では、どちらがより日本のためのクルマを作っているのか。
全ラインナップのなかでのパーセンテージでいうと、ダイハツということになるだろうが、スズキはグローバル市場を視野に入れながらも、日本で開発した技術を武器に世界に進出しているのだから、互角といっていいのではないだろうか。
デザイン的にも、日本の女性が好みそうなパイクカー的なかわいらしいデザインではダイハツが先行してきたが、スズキも負けじとがんばっている。
●スズキ&ダイハツの国内ユーザーへの貢献度
・スズキ:★★★★☆
・ダイハツ:★★★★☆
両社引き分け!
【画像ギャラリー】スペーシアギアとタント ファンクロスの内外装は一見の価値アリ!? 遊び心もあるのにしっかり実用的なのすごくない!?(20枚)画像ギャラリー






















コメント
コメントの使い方