中東危機で再度高騰してしまったガソリン価格。少しでもガソリン代を抑えたいところだが、今時はクルマ周りのハイテクを駆使して、さらなる低燃費を実現したい。ACCや回生ブレーキを使った低燃費走法を国沢光宏氏にうかがった。
※本稿は2026年5月のものです
文:国沢光宏/写真:ベストカー編集部、AdobeStock
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
最も効率的な速度&回転数の値は?
ロングランで最も燃費に影響を与えるのが巡航速度である。走行抵抗のウチ、速度の上昇とともに二次関数で大きくなっていくのが空気抵抗。速度が低ければ低いほどよい。
一方、速度が低いとエンジン回転数も低いままのため、熱効率が悪い。1速アイドリングで走るのが一番燃費いいかとなれば明らかに違います。
ハイブリッド車の場合、車種によっても違うが、40km/hあたりから上の速度域を使いたいところ。かといって、交通のジャマになったら「エコ」でなく「エゴ」となる。自分だけしか走っていなければ40km/h以上でご自由に。
ほかのクルマも一緒なら「流れに乗って」走るしかないと思う。また、高速道路は最低車速50km/hになっているが、そんな速度で走ったら追突される危険性が出てくる。急がないのなら普通の道をどうぞ。
80km/h制限区間なら、実車速の80km/h程度(メーター読みだと85km/h前後)。100km/h制限の区間であれば、実車速で90km/hにクルコンをセットして走行車線を走るのが燃費と到着時間と安全性のバランスを考えたらベストだと思う。かくいう私は90km/h巡航派です。イライラしない。
ワンランク上の低燃費走法! トラックのスリップストリームを活かしたACCドライブ
大型トラックのスリップストリームはめちゃくちゃ燃費に効く! なかでも箱形状のトラックだと、走行エネルギーが30%も減ることだってあるほど。
ただ注意すべきはトラックとの車間距離。一番いいのはトラックから5m未満のベタ付けながら、そんなことできない(笑)。
一般的な車間距離ならどうかというと、結構空気抵抗大きい。興味深いことにトラックの後方って、一定の風の流れじゃなかったりする。むしろアダプティブクルコンで一番車間距離を長く取ったあたりが美味しい。
燃費計を使い、どの車間距離が一番燃費がいいかチェックしてみることを薦めたい。車種によって設定できる車間距離が違うため、自分のクルマの特性を理解しておくといいだろう。
【画像ギャラリー】知らないと損してるかも!? 燃費アップにつながる運転テクニックを一挙紹介!!(6枚)画像ギャラリーブレーキ回数を減らせば燃費は伸びる
一般的なハイブリッド車は走行エネルギーを電力に変換する回生ブレーキが採用されているため、ブレーキを踏むと熱エネルギーにしかならない(大気中に拡散される)普通のエンジン車より、ブレーキ踏んだ時の損失は少ない。
とはいえ走行エネルギーの60%くらいしか回収できないため、ブレーキの回数は減らしたほうが好ましい。後続車がいないような時は車間距離を長めに取り、ブレーキペダルをなるべく踏まないように走ったほうが燃費にいい。
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