いすゞとホンダの共同で研究開発が続けられてきた水素燃料電池トラック。テストコースでの走行から公道での実証実験など、順調に開発が続けられてきたが、2027年に予定されていた市場投入が延期されるという。いったい何があった!?
※本稿は2026年5月のものです
文:片岡英明/写真:ホンダ
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
実証実験の結果は良好なのになぜ……
いすゞ自動車が、ホンダと共同開発している水素燃料電池車(FCV)の大型トラックについて、2027年に予定していた市場投入を延期することがわかりました。
●片岡氏のコメント
いすゞとホンダは、2020年にFCV(燃料電池車)の大型トラックの実用化に向け、共同開発する契約を結んだ。
2023年には、いすゞのトラックにホンダの燃料電池システムを積み、実証実験を開始している。テスト結果がよかったから2027年にいすゞは最大積載量10トン級の大型トラックを発売する予定だった。
が、市場投入を3年間延期する、と発表したのだ。その理由のひとつは、水素ステーションの整備が進まないことである。
現在、大型車が利用できるステーションは20カ所くらいにとどまり、24時間営業のステーションは皆無に近い。
また、燃料電池システムは重いため、積載量が限られてしまう。小型軽量化にはさらなる技術革新が求められるが、長距離を走る大型トラックには魅力的なシステムだ。官民ともに頑張って早く発売してほしいね。
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