軽スーパーハイトの定番、ダイハツ タント。カスタムやファンクロスに目が行きがちだが、標準系の最安グレードLは148万5000円からという手の届きやすさが魅力だ。では、安いぶん装備はガマンだらけなのか? 毎日の買い物や送迎に使う実用車として、Lの実力と割り切りどころを見ていきたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ダイハツ
【画像ギャラリー】この値段なら十分すぎる装備内容!? タントのLグレードは価格破壊王だ!!(22枚)画像ギャラリー148万5000円でもタントらしさはしっかり残る
タントL 2WDの価格は148万5000円。上級のX 2WDが161万7000円だから、差額は13万2000円だ。しかもWLTCモード燃費はどちらも22.7km/L。燃費でLが不利になるわけではなく、日々の維持費を抑えたい人にはかなり効く設定だ。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1755mm。室内は長さ2125mm、幅1350mm、高さ1370mmで、背の高いタントらしい広さはLでも変わらない。助手席側の大開口を生むミラクルオープンドアもあり、子どもの乗せ降ろしや荷物の積み込みはやはり得意。最安グレードだからといって、タントのいちばんおいしい部分が削られているわけではない。
装備も意外に悪くない。フルLEDヘッドランプ、フルファブリックシート、ショッピングフック、マルチインフォメーションディスプレイなどを備える。安全面でもスマートアシストを用意し、衝突回避支援ブレーキ機能や誤発進抑制機能など、日常の安心に関わる部分は押さえている。派手さはないが、道具としてはなかなか堅実だ。
割り切りポイントは快適装備と見た目!! 迷うならXも要チェック
一方で、Lはやはり“最安グレード”らしい割り切りもある。ホイールは14インチフルホイールキャップで、内外装の加飾も控えめ。タントらしい広さと乗り降りのしやすさを重視するなら問題ないが、見た目の満足感や上質感まで求めるなら、Xやカスタム系が気になるはずだ。
エンジンはNAの658ccで、最高出力52PS、最大トルク60Nm。近所の買い物、通院、保育園や駅までの送迎なら十分だが、大人4人乗車や高速道路、坂道が多い地域では余裕を求めたくなる場面もある。走りに余裕が欲しいならXターボ、見た目も欲しいならカスタムという選び方になる。
結論として、タントLは「安いから仕方なく選ぶグレード」ではない。タントの広い室内、スライドドアの便利さ、低燃費を148万5000円から手に入れられる、かなり現実的な入口だ。ただし、快適装備や見た目にこだわるなら13万2000円上のXも強い。価格最優先で家族の足に徹するならL。少しでも満足感を足したいならX。タント選びは、ここが最初の分かれ道だ。
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