車両陸送業界で求められる安全管理が、新たなステージへ進んだ。アクシスは車両陸送事業者向け「KITARO×ドラレコ」の販売を開始。ヒヤリハットの映像記録だけでなく、DMS(ドライバーモニタリングシステム)による危険運転のリアルタイム検知にも対応し、輸送品質の向上を支援するサービスとして注目される。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
車両陸送向け「KITARO×ドラレコ」が登場 安全運行を支える新たな運行管理サービス
車両輸送は、新車や中古車を目的地まで無傷で届ける重要な仕事であり、安全運転と確実な運行管理が求められる業務だ。そんな車両陸送事業者向けに、株式会社アクシスは2026年7月1日、「KITARO×ドラレコ」の販売開始を発表した。
同社によれば、多くの陸送事業者から「事故防止だけではなく、より安全な輸送品質を実現したい」という要望が寄せられていたという。今回のサービスは、そうした現場の声をもとに、機器選定を含めた仕様を共同で検討し開発されたものだ。
従来から提供してきた「KITARO×ドラレコ」の機能をベースに、より車両輸送業務に適した構成となっている点が特徴である。
今回採用されたStreamax社製ドライブレコーダーは、安全運転支援と運行管理を組み合わせた機能を搭載する。
急ハンドルや急ブレーキといったヒヤリハットを検知すると、その前後を含めた合計15秒間の映像を自動保存。万一の事故だけでなく、「事故には至らなかった危険運転」まで映像で確認できるため、安全教育や運転指導にも役立つ。
さらにGPSによる車両位置や走行速度をリアルタイムで把握できるため、管理者は運行状況を遠隔から確認可能。複数台の車両を運用する陸送会社にとって、車両の現在地や運行状況を即座に把握できることは、大きなメリットとなる。
今回の大きな進化点が、車内カメラとDMS(Driver Monitoring System)の搭載だ。
DMSはドライバーの顔の向きや視線、まばたきなどを車内カメラで解析し、危険な状態を検知するシステムである。
具体的には、
・ながらスマートフォン操作
・前方不注視
・居眠り・眠気
・注意力低下
といった危険行動をリアルタイムで検知し、その場でドライバーへ警告を行う。
事故発生後に映像を確認するだけではなく、「事故を未然に防ぐ」ための支援機能が加わったことで、安全管理のレベルはさらに向上したと言える。
運送業界全体で進む「見える化」の流れ
物流業界では、デジタル技術を活用した運行管理が急速に普及している。配送トラックではデジタルタコグラフやクラウド型運行管理システムの導入が進み、ドライブレコーダーも単なる事故記録装置から、安全教育や業務改善ツールへと役割が広がっている。
今回の「KITARO×ドラレコ」は、こうした流れを車両陸送業界へ展開するサービスと言えるだろう。
特に高額な新車や中古車を運ぶ陸送では、事故防止だけでなく輸送品質そのものが企業価値につながる。リアルタイム管理と危険運転検知を組み合わせることで、ドライバー・管理者双方をサポートする仕組みとして期待される。
アクシスは、今後も車両陸送事業者への提案を進め、販売拡大に取り組むとしている。
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