夏本番を目前に控えるこの季節、今年の夏休みのレジャー計画を練っている人も多いだろう。コロナ禍以降、プライベートな空間でのクルマ旅が定着し、車中泊やオートキャンプを楽しむスタイルはいまや多くの人に浸透している。そんな新たなカーライフの潮流を受け、ホンダの純正アクセサリーを手がけるホンダアクセスが、キャンプナノ越谷キャンプ場(埼玉県)で「アウトドア体感撮影会」を開催。コンセプトは「クルマが“拠点”になるアウトドア体験」だ。N-VAN e:、Super-ONE、フリード、ステップワゴン、シビックRS、NSX(!??)の6台を、純正アクセサリーと市販品の組み合わせでアウトドア仕様に演出した。シビックRSで車中泊、NSXでキャンプへ——驚きと発見が満載のリポートをお届けする。
文:萩原文博/写真:萩原文博、ホンダアクセス
【画像ギャラリー】N-VAN e;、Super-ONE、フリード、ステップワゴン、シビックRS、NSX…ホンダアクセスアウトドア仕様(19枚)画像ギャラリーホンダアクセスの「3拡視点」が生み出す無限のアウトドア
ホンダの純正アクセサリーを販売するホンダアクセスは、既存の用品領域にとどまらず、カーライフさらにその枠を超えて人々の暮らしや今後生まれるニーズまで活躍の場を広げることを目指している。その核となるのが「3拡視点」だ——「マイカーのできる」を拡げること、「カーライフのできる」を拡げること、そして「暮らしのできる」を拡げること。今回のアウトドア体感撮影会は、まさにこの3拡視点を体現したイベントだった。
純正アクセサリーならではの各車種に合わせた高いフィッティング精度と、市販品との柔軟な組み合わせにより、カーライフの楽しみ方は無限大になる。6台の展示車はそれぞれ個性あるテーマが設けられており、来場者は「こんな使い方があったのか!」という新鮮な驚きとともに体感することができた。以下、6台の「ホンダアクセスパーツ付き」ホンダ車の新提案を順に紹介します。
EV×車中泊の新境地!N-VAN e:とSuper-ONEが示す未来
軽商用バン初の電気自動車として2024年10月に発売された「N-VAN e:」のテーマは「夏の車中泊を快適に」。助手席側センターピラーをなくした大開口部と、すべてのシートを格納できる広大なフラットスペースはN-VANならではの強みだ。外部電源入力キット、AC外部給電器(Honda Power Supply Connector)、ウィンドウメッシュ、テールゲートメッシュ、ラゲッジマット、ルーフラックといった純正アクセサリーを装着。EVの電力を活かしてポータブルエアコンを稼働させ、真夏でも快適な車内環境を実現した。AC外部給電器を使えば車内でご飯も炊けるというから、動く電源としてのEVの魅力をフルに引き出した提案といえる。
一方、2026年5月22日に販売を開始し、すでに予約受注7000台超を記録しているホンダの新型コンパクトEV、「Super-ONE」も新提案をもってきた。テーマは「EVで楽しむアウトドア」で、屋外カフェスタイルを提案した。AC外部給電器とFREED用を流用したテールゲートタープ、ラゲッジトレイを組み合わせ、市販の電気ケトルで淹れたコーヒーを自然のなかで楽しむシーンを演出。一充電走行距離274km(WLTCモード)という実用的な航続距離を誇るSuper-ONEは、コンパクトなボディながら大人2人分のキャンプ道具を積載可能。EVならではのクリーンな電力でアウトドアを楽しむという、新しいカーライフの形を示してくれた。
フリードがシアター、ステップワゴンがオフィスに大変身
2025年(2025年1月〜12月)の新車販売台数でホンダ車トップとなった9万437台・総合6位のコンパクトミニバン、フリード。展示車は5人乗り仕様のフリードCROSSTARで、テーマは「クルマがシアタールームに!」だ。ルーフラック、テールゲートタープ、トランクサイドボックス、シートバックテーブルといった純正アクセサリーを装着し、市販のロールカーテンをスクリーンとして活用。リアスペースがそのままシアタールームへと変身する。プライバシーシェードとの組み合わせで日中でも映像鑑賞が可能で、夜はウレタンマットを敷けば快適な就寝スペースも確保できる。映画を見ながらそのまま眠りにつくという贅沢な車中泊が、コンパクトミニバンで実現できるのは驚きだ。
個人的にはこれが一番のお気に入り。昔「ドライブインシアター」って流行ったけど、あれを車内で出来るのすばらしい。お気に入りの名作映画をクルマのなかでじっくり見たい。Wi-Fiも欲しいなあ…(贅沢)。
国内ホンダ車史上最大の室内空間を誇るステップワゴン(現行モデルは2022年登場)は「家族との遊びからノマドワークまでを実現するモバイル空間」がテーマ。プライバシーシェード、15.6インチのリア席モニター、HDMI接続ケーブル、ラゲッジマット、オールシーズンマットを装着し、「ファミリーファーストクラス」と称されるゆとりのセカンドシートにシートバックテーブルを展開すれば、快適なワークスペースへと早変わり。シートアレンジ次第で大人2人が横になれる就寝スペースも確保でき、仕事にも休息にも対応するオールマイティなモバイル空間を実現している。
まさかの車中泊!? シビックRSとNSXのチャレンジ展示
今回の展示でとくにインパクトが大きかったのが、シビックRSとNSXによるアウトドア提案だ。シビックRSは「スポーツセダンでも車中泊!?」と題し、リアシートを前方へ倒して荷室との段差をコンテナやマットでカバー。身長170cm程度までなら車中泊が可能という。起き上がる際に天井が低い点は注意が必要だが、スポーツセダンで車中泊という発想の転換には思わず唸らされた。
NSXは「スーパーカーでもキャンプへGO」と題し、2名分のコンパクトなキャンプ道具をトランクに積載できることを実証した。最近のキャンプギアはコンパクト設計が進んでおり、NSXにも搭載可能なのだ。ただしキャンプ場の段差や路面状況は事前確認が必須。それでも「スーパーカーでアウトドアを楽しめる」という新たな気づきを与えてくれた点で、この展示の価値は大きい。
2026年秋登場!注目の新製品「タープチェア」に迫る
今回の会場でひと際注目を集めたのが、ホンダの新領域商品開発組織「ホンダイノベーションラボ」とテント製造会社・株式会社シナノトレーディングとのコラボレーションで誕生した「タープチェア」だ。2026年秋に発売予定のこの製品は、日差しや雨を遮るタープと快適な座り心地のチェアを一体化したもので、美しさと機能性を両立し、屋内外を問わず幅広いシーンで活躍する。
初めてでも簡単に組み立てられる設計で、収納時は横880mm×奥行き300mm×高さ300mm、重量約7kgとコンパクトにまとまる。クルマに積んで手軽に運べるのも大きな魅力だ。タープ面にはオリジナルデザインでのカスタマイズも可能で、すでにホンダヒートのラグビー試合観戦用としても採用されているという。アウトドア好きには要注目の一品として、ぜひ覚えておきたい。
【画像ギャラリー】N-VAN e;、Super-ONE、フリード、ステップワゴン、シビックRS、NSX…ホンダアクセスアウトドア仕様(19枚)画像ギャラリー































コメント
コメントの使い方