2026年3月に一部改良を実施したホンダのZR-V。最大のトピックはガソリン車を廃止し、2モーターハイブリッドのe:HEVへ一本化したこと。さらにGoogle搭載9インチHonda CONNECTディスプレーの採用や、特別仕様車クロスツーリングの追加など、ZR-Vの立ち位置はけっこう大きく変わった!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】登場したばかりのZR-V特別仕様車の内外装をイッキ見!(15枚)画像ギャラリーe:HEV専用化でZR-Vは“上質ハイブリッドSUV”へ一直線
2026年モデルのZR-Vでまず押さえたいのは、パワートレーンがe:HEV専用になったことだ。従来のようにガソリンかハイブリッドかで悩む構成ではなく、2L直噴アトキンソンサイクルエンジン+2モーターハイブリッドに統一。最高出力はエンジンが141ps、モーターが184psで、日常域の力強さとスムーズさを前面に出す方向へ舵を切ったわけだ。
燃費はe:HEV XのFFがWLTCモード22.1km/L、4WDが20.8km/L。e:HEV Zと特別仕様車はFFが22.0km/L、4WDが20.5km/Lとなる。ボディサイズは全長4570mm、全幅1840mm、全高1620mmで、CセグSUVとしてはしっかり存在感のあるサイズ。ヴェゼルより上級、CR-Vほど大柄ではない、というホンダSUVの中間を狙う立ち位置はそのままだ。
価格はe:HEV XのFFが370万7000円、4WDが392万7000円。e:HEV ZはFFが430万7600円、4WDが452万7600円だ。ガソリン車がなくなったことで入口価格は上がったが、ZR-Vを「安いSUV」ではなく「走りと質感で選ぶハイブリッドSUV」として見れば、この整理はかなりわかりやすい。
Google搭載ディスプレーとクロスツーリング追加が効いている
装備面の大きな変更点は、e:HEV Z、ブラックスタイル、クロスツーリングにGoogle搭載9インチHonda CONNECTディスプレーが採用されたこと。GoogleマップやGoogleアシスタント、Google Playが使えることで、スマホ感覚に近いナビ・情報系の使い勝手が期待できる。
さらにPower Delivery対応USB Type-C、前席フットアンビエントライトもe:HEV Zの変更点に含まれる。地味だが、毎日乗る人には効く進化だ。
もうひとつの注目は特別仕様車クロスツーリングの新設定。e:HEV Zをベースに、マットグレー・メタリックのハニカムパターン・フロントグリル、専用エクステリアパーツ、マットブラックの18インチアルミホイールを装備する。内装はオレンジステッチ入りのグレージュインテリアで、都会派だったZR-Vにアウトドア寄りの表情を足したのがポイントだ。
クロスツーリングの価格はFFが452万9800円、4WDが472万7800円。ブラックスタイルより少し高いが、専用感は濃い。2026年モデルのZR-Vは、e:HEV専用化で走りと燃費の軸を明確にし、Google搭載ディスプレーと特別仕様車で商品力を底上げした。派手なフルモデルチェンジではない。でも「ZR-Vを選ぶ理由」は、かなりクリアになった改良だ。
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