「クルマは現金一括で買うのが一番得」と考える人は少なくない。しかし、ジョイカルジャパンの最新調査では、現金派の多くが維持費に悩み、理想より長く乗り続けている実態が明らかになった。購入でもローンでもない”第三の選択肢”への関心も高まっており、これからのクルマの持ち方を考える上で見逃せない調査結果となっている。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】現金一括購入の盲点とは? 維持費調査で見えた新常識(14枚)画像ギャラリー現金一括派でも維持費は避けられない? 車の持ち方に変化の兆し
「クルマを買うなら現金一括」。長年、多くのドライバーがそう考えてきた理由はシンプルだ。ローン金利や手数料を支払わず、総支払額を抑えられるからである。
しかし、株式会社ジョイカルジャパンが、過去に新車を現金一括で購入し、その後売却・下取りを経験した全国20~69歳の男女550人を対象に実施した調査では、その”常識”に変化の兆しが見えてきた。
調査によると、現金一括購入を選んだ理由として最も多かったのは「利息や手数料を払いたくなかったから」(42.4%)。続いて「まとまった資金があったから」(40.7%)、「ローンや分割払いに抵抗があったから」(29.1%)が並ぶ。
一方で、「車は自分のものとして所有したいから」という回答は13.3%にとどまった。つまり、多くの現金派は”所有”そのものよりも、「余計なコストを払いたくない」という合理性を重視していることが読み取れる。
興味深いのは購入後の実態だ。実際の保有年数は「10年以上」が32.5%で最多となり、7年以上保有した人は全体の51.0%に達した。
しかし理想の乗り換え時期では、「4~5年ごと」が19.8%、「3年ごと」が8.5%と、もっと短いサイクルを望む声も少なくない。
このギャップを生み出している最大の要因が維持費である。調査では72.0%が維持費を「負担」と回答。その内訳を見ると、
・車検費用(68.9%)
・自動車税(55.6%)
・自動車保険料(49.2%)
・修理・故障費用(38.4%)
と、大きな支出が上位を占めた。
購入時には現金で支払いを終えても、その後の車検や税金、保険、突発的な修理費は避けられない。
さらに車を手放した理由でも、「車検のタイミング」(33.5%)、「故障・修理が増えた」(19.1%)といった回答が目立っており、維持費が乗り換えのきっかけになるケースも少なくないことが分かる。
“購入でもローンでもない”第三の選択肢に注目
今回の調査で最も注目したいのは、新しい車の持ち方に対する意識の変化だ。
ジョイカルジャパンが提示した「3年間利用し、契約時に一括払い。自動車税や自賠責保険込みで、契約満了後は返却して新車へ乗り換える」というサービスについて尋ねたところ、「非常に興味がある」「やや興味がある」を合わせて50.9%が関心を示した。
さらに、「今後もっとも検討したい持ち方」では、
・現金一括購入 49.6%
・一括払い3年契約型サービス 18.4%
・頭金+月払いプラン 14.4%
となり、新しい持ち方を選んだ人は合計32.8%に達した。
現金派であっても、「金利を払いたくない」という価値観は変わらない一方で、維持費や車検負担を抑えられるのであれば、新しい仕組みにも十分な関心があることがデータから見えてくる。
こうしたニーズを背景に、ジョイカルジャパンでは3年カーリース「NORIDOKI」をベースとした一括払いサービス「イッカーズ」を展開している。
契約時に現金またはクレジットカードで一括払いを行い、自動車税や自賠責保険などを含めた形で利用できるのが特徴で、現金派の価値観を維持しながら、維持費や乗り換えの負担を軽減する新しい提案として位置付けられている。
もちろん、長期間同じクルマを所有したい人や、走行距離を気にせず自由に使いたい人にとっては従来の購入スタイルが適しているケースもある。
一方で、数年ごとに最新の安全装備を備えた新車へ乗り換えたい人や、車検・税金・維持費の管理をシンプルにしたい人にとっては、新たな選択肢として比較検討する価値は十分にありそうだ。
クルマの価格が上昇し、維持費も増加する現在、「買うか、ローンか」という二択だけではなく、自分のライフスタイルに合った”持ち方”を選ぶ時代が本格的に始まりつつあるのかもしれない。
















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