必ず出ると期待され続け、ベストカーでも存在を予言し続けてきたトヨタ GRMNカローラが、2026年6月に世界初公開された。スーパー耐久の現場とハイパフォーマンスカーの登龍門であるニュルブルクリンクで鍛えたホンモノ登場だ!!
※本稿は2026年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2026年7月10日号
ニュルで鍛え上げたGRMNにふさわしい一台
●トヨタ GRMNカローラの主なポイント
・400Nm(40.8kgm)→415Nm(42.3kgm)へエンジントルクアップ
・クロスギアレシオ6MT搭載
・インタークーラースプレー採用
・専用チューン強化サスペンション
・エンジンフード、フロントフェンダー、サイドスポイラー、リアウイングなどカーボン製
・専用設計フルバケットシート
・植毛インパネ
・2シーター専用剛性ブレース
出るぞ出るぞと言われ続け、期待が高まっていたGRMNカローラ。いよいよ発売に向けてプロトタイプがワールドプレミアされた。発売開始は2027年中の予定で、2026年秋より商談に関する申し込み受付を開始することが正式に発表された。
GRMNを名乗る以上は、ニュルブルクリンクをしっかり走れるクルマでなければならないという、モリゾウ=豊田章男会長の言葉を受け、徹底的にニュルを走り込んで開発された。
そのベースとなっているのはS耐レースへの参戦から得た知見だ。しっかりと4輪を接地させることがレースフィールドでの安定したパフォーマンスにつながり、高い戦闘力を発揮するマシンとなる。
強固な車体をベースに、コーナリング時の内輪接地性を高めるために、リバウンドスプリングを追加したモノチューブ化したショックアブソーバーのセッティングや、EPS(電動パワステ)の制御プログラムのチューニングなどを細かく詰めていったという。
タイヤはGRカローラに対し10mmワイドな245/40R18サイズのミシュランパイロットスポーツカップ2を履く。
トルクアップしてサーキットで効果的なエンジン

直3、1.6Lターボ(G16E-GTS)は最高出力こそ304psで変わりはないが、最大トルクは40.8kgmから42.3kgmへと引き上げられるとともに、ちょうどコーナーの立ち上がりで使う3600〜4800rpmのトルク向上を図っている。
連続した全開走行でもエンジンの熱ダレを抑えるため、クールエアダクトに加えインタークーラースプレーも装備する。トランスミッションはクロスレシオ化された6MTのみ。トルクスプリット4WDの制御も専用チューニングとなる。
室内に目を移すと、反射を抑える植毛インパネ表皮が嬉しい。シートは専用設計のGFRP製フルバケット。後席は取り払われて2シーター化されている。
GRMNカローラ、トヨタのモータースポーツの知見をフルに投入した、究極の戦うマシンだ。価格は現時点では未定。
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