CB1000F × stonemaker003
HONDA CB1000Fが納車されてから、気がつけば走行距離も3000km。納車直後のテンションMAXな状態でレビューするのもいいが、バイクって、ある程度の距離を乗ってみないと分からないことが結構ある。
私自身、CB1000Fを買う前には「きっとこんなバイクなんだろうな」と、いろいろ想像していた。
ところが実際に3000km乗ってみると、
「おお、これは思っていたよりいいぞ!」という部分もあれば、「ん? 思ってたのとちょっと違うな……」
という部分も出てきている。
リコール問題も収束し、いよいよ本格的に購入を検討されている方も増えてきたと思う今、ツーリングライダーが実際に買って3,000kmを走り抜いた頃に見えてきた「ギャップ」について書いていこう。
リッター四気筒という名の大看板!⋯のはずが
CB1000Fはハイオク仕様のリッター四気筒。泣く子も黙るHONDAのフラグシップネイキッド。
購入前はやっぱり「デカい」「重い」「取り回しが大変」というイメージがありビビっていた。
ところが実際に所有してみると、思っていた以上に扱いやすい。
もちろん所有しているレブル250のような魔法のような取り回しは出来ないが、走り出してしまえば車体の大きさを必要以上に意識することがない。
私の場合、休日の3〜400kmツーリングから、会社に行く前の早朝”ととのう”ツーリングまで乗っているが、「リッターバイクだから乗るのが億劫」という感覚が今のところまったく出てこないのである。
「ライダーあるある伝説」の鉄板ネタ
【大型バイクと小排気量を2台持ちすると、結局大型は乗らなくなる】という名文句、CB1000Fには当てはまらないという意外さに驚かされた。
シート高795mmという、開発陣の「何が何でもアレより低く」という気合いのカタログスペックと、
モード切替での出力調整や6軸IMU搭載での戦略的安定感。
買う前には「これは人生の中の大きなチャレンジになるぞ」と身構えていたにもかかわらず拍子抜け。
嬉しい誤算で、バイクに乗る時間がどんどん増えてきてしまっている。
スマートキーは「不必要」から「絶対必要」に手のひら返し
CB1000Fのスペックが発表されると同時に、全員が頭の上に「?」を出したのが記憶に新しいHONDAのスマートキーシステム
私も当時は「いらんわ!そのぶん1万円でも安く出してくれ!」と悪態をついた。ごめんHONDA。
何より、スマートキーで認証してくれるのはメイン電源のみで、ガソリン給油口や、シートの着脱は相変わらずの物理キーの挿入が必要。
つまりは走行中の荷物が増えるだけじゃん・・・と否定的で、購入当初は何の感動もなく無意識で使っていた。
が、しかしだ。
長距離を走れば走るほどにそのありがたさが身にしみた。
セキュリティの安全さ。まずこれは心強い。旅先で宿泊することや、食事などで長時間バイクから離れる時でも安心感が段違い。
そして何より、鍵を抜いたり刺したりすることが少なくなった事によるストレスの軽減が予想以上に脳内の「絶対必要」枠を確保する。
休憩から愛車に戻った時の
「あれ、俺のバイクの鍵どこやったっけ?」
真夏の直射日光を浴びる駐車場のど真ん中、すべてのポケットに手を突っ込んで探し、カバンをあけて探し、最終的には胸ポケットに何故か入れてあったあの日。
スマートキー搭載のCB1000Fなら、もう二度とない。
ライディングモード・どうせずっとSTANDARDしか使わないだろう?
CB1000Fに乗り換える際、XSR155に乗る妻から
「お父さんと一緒に走ってもついていけるかなぁ」
と言われた事がある。
「も、モード切替があるから大丈夫」
と、よくわからない返しで窮地を乗り切ったが、いざ乗ってみるとあながちそれも正論だった気がしてくる。
実際、ソロで走っている時も半分くらいは最弱のRAINモードが多い。
一瞬の「ため」があり、急加速をしない雨天時を想定した走行モードだが、これがなんとも下道で乗りやすい。
RAIN➔STANDARD➔SPORT と3モードの切替に、ユーザー設定で2つを追加し合計5つの走行モードを切り替えながら走れるCB1000Fだが、
私はそのユーザー設定の2つも、RAINモードに近しい設定にして乗っているくらいRAINモードが基本走行だ。
それでもパワー的には以前乗っていた400ccのエリミネーターよりもポテンシャルを感じるが、XSR155の妻ともそれほど走りにくいという感じもなく、伊豆半島最南端の弓ヶ浜まで夫婦トラブルなく伊豆ツーリングを満喫できるくらいにはパワーコントロールも容易なのである。
一方、自宅から群馬県の渋峠まで弾丸往復ツーリングとなれば、一気にSPORTモードで高速道路を駆け抜ける。
250ccで苦労する合流や、アップダウンの激しいヒルクライムも、CB1000Fならまるで重力を無視するかのようなリニアな加速が楽しめ、マルチな乗り方ができる懐の深さたるや最高なのである。
このライディングモード切替は正直、手放せなくなった。
破格の139.7万円!安いと思って買ったのに、結局は高くつくハメに
注目の新型機という事もあるだろうけど、このCB1000Fで走ると、かなりの注目を浴びる。
知り合いからは「ナフサ不足カラー」と揶揄される、どっちかというと「メインテーマカラー」ではない私のCB1000Fはウルフシルバーメタリック(グレーストライプ)だが、それでもアチコチで声をかけられるのである
「ちょっと⋯見ていいですか?」
どうぞどうぞ。
何がいいたいかというと、テキトーなカッコで乗れないのだ。
知命のおじさんが、おでかけ前に今日のコーディネートを鏡の前で確認するという異世界っぷり。
もちろん安全意識も高めに胸部・肘・肩・ヒザはプロテクターのフル装備!なんならレベル2も装着済み。
CB1000Fに乗ってからというもの、なんとなく「ライダーの見本」としてちゃんとしなきゃいけない感が襲ってくる。
どう見ても自分より年上で、自分よりバイク歴の長そうなバイク兄貴から
「かっこいいっすねー、どうですか?いいですか?」
なんて初対面にもかかわらず笑顔で話かけてこられると、なんだか私もいっぱしのライダー仲間になった気がしてしまう。
これはCB1000Fに乗る前は、考えたことなかったなぁ。。。
「破格のバーゲン価格!CB1000F」と揶揄されてはいるが、それなりにアパレルも買い直し、
なんなら、クイックシフターもオプションで入れた。思い切ってローシート(シート高795mmから780mmへダウン)も買った。今はフロントカウルも検討している・・・
恐ろしいバイクCB1000F。素体がちょっと安いってだけでは、俺達のバイク愛に対する財布のヒモを締めることはできないぜ・・・
もう一度ゼロベースで選び直せと言われても、もう一度CB1000Fを選ぶ
イークラッチを標準装備化するなど、リコールでもたついたCB1000Fを尻目にバイクシーンの話題の中心は一気にCB400SFに。
「軽くて足つきのいい四気筒」というカテゴリを求めてた人、いっぱいいるだろうから当然といえば当然だ。
でも、今もう一度ゼロベースで選び直せと言われても、私はCB1000Fに乗りたい。
最初は「でかい・重い・扱い怖い」で乗り始めたCB1000Fだが、3,000kmを共に走る事、なんだかちょっと乗れるようになってきた気がするのだ。
CB1000Fは挑戦できるバイク、ちょうど下の排気量から登ってくるバイクで、CB400SFは逆に、上の排気量の兄貴達が降りてくるバイクなんだと思う。
もちろん何年たってもCB1000Fを「乗りこなす」ことはできないだろうけど、この半年間、
ぐっとバイク界隈の皆様の存在を、身近に感じさせてくれた3,000kmだったなぁと思う。
最後までお読み頂き、ありがとうございましたー。
諦めずに2028年くらいのHONDA friends official motorcycle ambassadorを狙っているとはいえ、動画ではさらにガチレビューしております。
この記事が少しでもバイクライフの潤いになったら励みになります。stonemaker003でした!
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/570001/
CB1000Fを3,000km乗って分かった「買う前とのギャップ」をオーナーレビュー【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/570001/570122/







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