2026年9月に商品改良を行うといわれるクラウンファミリー。なかでも注目度が高いクラウン クロスオーバーは、すでにトヨタが改良型のデザインを先行公開済みだ。そんなクロスオーバーが、一足先に北米で発表された。これ、日本仕様を占うかなり大きなヒントになるんじゃないの!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車
【画像ギャラリー】ワイドスタンスが強調された改良型クロスオーバーを見て!(10枚)画像ギャラリーリアまわりを刷新! 日本の先行公開モデルと空気感が近い
クラウンファミリーが2026年秋に商品改良を受ける、という話がいよいよ現実味を帯びてきた。なかでもクロスオーバーは、販売店でも概要説明が始まっていると聞く。すでにトヨタは日本向けにも、一部改良を予定している新型クラウン クロスオーバーのデザインを先行公開しており、発売は2026年9月中旬頃とアナウンスしている。
その先行公開画像で目を引くのがリアまわりだ。トヨタは「リアデザインの変更により、安定感のあるワイドスタンスを実現」と説明している。現行クラウン クロスオーバーは、セダンでもSUVでもない独特のリフトアップセダン的フォルムが魅力だが、改良型ではリアの踏ん張り感をさらに強調する狙いがありそうだ。
そしてここで気になるのが、北米で発表された2027年型トヨタ クラウンである。北米仕様では新造形のリアバンパーを採用し、より洗練された印象を与えるシルエットになったという。さらにHEVやAWDのバッジはサテン仕上げとなり、現地で最上級のプラチナムでは赤いブレーキキャリパーやブラックのウインドウまわりも標準装備。外観の方向性は、単なる小変更というより“もう一段プレミアムに寄せた”印象だ。
ボディカラーにも動きがある。北米仕様では新しいブラック系カラーの「インクド」を設定し、オキシジェンホワイト」「ブロンズエイジ」「ヘビーメタル」「フィニッシュラインレッド」「ストームクラウド」などを用意。さらにプラチナムのバイトーンは、黒いルーフに対してトランク部分をボディ同色とする仕立てに改められた。日本仕様にそのまま入るとは限らないが、改良型クラウン クロスオーバーが「より上質に、よりワイドに」見える方向へ進む可能性はかなり高そうだ。
注目は第5世代ハイブリッド!! 日本仕様も走りの質感アップに期待大
北米仕様の本当の見どころは、実は見た目だけではない。2027年型クラウンでは、XLE、リミテッド、ナイトシェードに第5世代トヨタハイブリッドシステム、いわゆるTHS 5を採用した。2.5Lエンジンに前後モーターを組み合わせる構成で、北米発表ではより滑らかで力強い加速を実現すると説明されている。
しかも同グレードにはパドルシフターも追加された。これが地味に効く。クラウン クロスオーバーはゆったり乗る高級車のイメージも強いが、実際には着座位置が高く、4WDの安心感もあり、走らせると意外に気持ちいい。そこへパドルシフターが加われば、山道や高速の合流でドライバーが能動的に操る楽しさも増す。クラウンに“運転して楽しい”要素をもう一段足す改良といえる。
一方、最上級のプラチナムには従来どおりHybrid MAXを設定。2.4Lターボエンジンにモーターを組み合わせ、システム最高出力は340hp、最大トルクは400lb-ftというパワフルな内容だ。6速ATを組み合わせるあたりも、燃費一辺倒ではなく、走りの力感を重視した仕様といえる。日本の現行クラウン クロスオーバーRSも2.4Lターボハイブリッドを積むだけに、この流れはかなり気になる。
もちろん、北米仕様と日本仕様はグレード構成も装備も異なる。だから「北米で出た装備が全部そのまま日本に来る」と考えるのは早計だ。それでも、日本で先行公開された改良型のリアデザインと、北米2027年型の内容を重ねると、今回の商品改良はけっこう大きい可能性がある。
デザインはリアを中心にワイド感を増し、パワートレーンはTHS 5採用で走りの質感を高める。さらに内外装のプレミアム感も底上げ。もし日本仕様にもこの方向性が反映されるなら、クラウン クロスオーバーは登場から数年を経て、かなり完成度の高いモデルへ熟成されるはずだ。9月の正式発表、これはちょっと見逃せない。
【画像ギャラリー】ワイドスタンスが強調された改良型クロスオーバーを見て!(10枚)画像ギャラリー












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