2015年の登場から11年。軽商用車の定番スズキ エブリイと、乗用モデルのエブリイワゴンが2026年5月に大幅改良を受けた。ひと目でわかる新しい顔だけでなく、デジタルメーターや最新の衝突被害軽減ブレーキ、全車速追従ACCまで採用。中身も新型級の進化だ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、スズキ
【画像ギャラリー】新しくなったエブリイワゴンがコレ! 乗降グリップがあるのもうれしいぞ!(12枚)画像ギャラリー商用と乗用のキャラクターを新しい顔で明確化
最大の変化はフロントデザインだ。スズキはエブリイに「堅牢さ」、エブリイワゴンに「力強さと上質感」という別々のテーマを設定。仕事道具らしい頼もしさを前面に出したエブリイに対し、エブリイワゴンはレジャーにも似合う華やかな表情へ進化した。
いまやエブリイは配送や建設業だけのクルマではない。キャンプや車中泊を楽しむユーザーからも注目される存在だ。そこで基本のボディや広大な荷室は守りながら、古さを感じさせやすかった顔を一新したというわけだ。
室内も黒を基調とした落ち着きのあるデザインに変更。速度を数字で大きく表示するデジタルスピードメーターも採用され、働く軽バンらしい見やすさが高められた。エブリイワゴンにはカラーのマルチインフォメーションディスプレイも備わる。
さらにPC、JOINのCVT車、JOINターボ、Jリミテッド、エブリイワゴン全車には、全方位モニター付き9インチメモリーナビを20万1300円で用意。スズキコネクトにも対応し、軽バンのインパネとは思えないほど現代的になった。
交差点対応ブレーキやACCで安全性能が大幅進化
見た目以上に大きく変わったのが安全装備だ。衝突被害軽減ブレーキは「デュアルセンサーブレーキサポートII」へ進化。前方の車両や歩行者、自転車、自動二輪車に加え、交差点で右左折する際の対向車や横断歩行者、出合い頭の車両にも対応する。
フロントとリアに各4個の超音波センサーを配置し、障害物への接近を知らせるパーキングセンサーと低速時ブレーキサポートも採用。狭い配達先や資材の多い現場で何度も切り返すエブリイには、実にありがたい進化だ。
車線からはみ出しそうになるとステアリング操作を支援する車線逸脱抑制機能も新しい。さらにエブリイワゴン全車、エブリイJOINターボのアップグレードパッケージ装着車、Jリミテッドには全車速追従ACCを搭載。高速道路を使った長距離移動の疲労を軽減してくれる。
エブリイワゴンではステアリングヒーターや、電動スライドドアが閉まりきる前に施錠操作を済ませられる予約ロック機能も追加。新色のマジェスティックディープグレーパールメタリックも設定された。
価格はエブリイが134万3100~213万2900円、エブリイワゴンが201万9600~226万4900円。エンジンや荷室の基本設計は継承されたが、今回の改良は単なる化粧直しではない。11年目にして顔、安全、快適性を一気に更新した、熟成型のビッグマイナーチェンジだ。
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