フェラーリやBMW M3、デイムラー ダブルシックスなど、一度は乗ってみたい憧れの名車たち。しかし価格や維持費を考えると、なかなか手を出せないのが現実だ。そこで本家の魅力を“ちょっとだけ”味わえる「リトル名車」を探してみた。MR-Sから直6ターボのBMW、さらには国産V12まで、意外な代役候補を紹介する。
※本稿は2026年6月のものです
文:伊達軍曹/写真:トヨタ、ダイハツ、日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
リトルフェラーリを探せ!
●「リトルフェラーリ」候補車
【本命】トヨタ MR-S 中古車相場:総額85万~320万円
【大穴】ダイハツ コペン セロ 中古車相場:総額100万~270万円
フェラーリ製エンジン特有の快感を他社の“リトル”に求めるのは困難だが、ミドシップスポーツとしての回頭性のよさにのみに注目するなら、トヨタMR-Sがおおむねの代役として機能する。
そしてMR-Sは、日本の峠道でも使い切れるサイズ感とパワー感であることが、ある意味360モデナやF355などのフェラーリ以上に有利なポイントとして働くだろう。
そのほか、ハッキリ言って走りはまったく異なるが、ダイハツ コペンセロのスタイリングにおける凝縮感と、ルーフからリアにかけてのラインだけは、かつてのディノや360モデナに(なんとなく)近い。
リトルBMW M3を探せ!
●「リトルBMW M3」候補車
【本命】BMW M135i/M140i(F20) 中古車相場:総額150万~380万円
【大穴】日産 ノートオーラNISMO(現行型) 中古車相場:総額190万~310万円
初代BMW M3はさすがに類似するモデルが存在しないが、1~2世代前のM3が有していた類の強烈な快感を、コンパクトなハッチバックボディに凝縮したのが先代1シリーズのM135iおよびM140i。
前期型であるM135iの場合で最高出力326psをマークするN55B型3L直6ターボエンジンは、パワフルなだけでなく、いかにもMらしい抑揚も充分。“リトルM3”として素晴らしい働きをしてくれるだろう。
そして日産のノートオーラNISMOも、M3になんとなく近い「踏めばワープする感覚」を味わわせてくれる稀有な一台だ。
リトルダブルシックスを探せ!
●「リトルダブルシックス」候補車
【本命】トヨタ センチュリー(2代目) 中古車相場:総額150万~290万円
【大穴】トヨタ プログレ 中古車相場:総額60万~130万円
デイムラー ダブルシックスは、ジャガーが吸収合併した英国の高級車メーカー「デイムラー」のブランド名を用いた、5.3LのV12エンジンを搭載するジャガー製の超絶高級サルーン。
これの“リトル”を探すなら、日本が誇る超絶サルーン「トヨタ2代目センチュリー」しかあるまい。滑らかさの極致である多気筒エンジン(V12)と魔法の絨毯のような乗り心地を、総額200万~300万円程度でも味わえてしまう唯一無二の選択肢だ。
また、トヨタが生んだ奇跡のオーバースペック車である「プログレ」も、直6=ダブルシックスの半分ではあるが、世界観は近い。
【画像ギャラリー】大穴がクセ強すぎる!! コペンにオーラNISMO、プログレまで“代役名車”を一挙に(20枚)画像ギャラリー























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