運転中にドライバーが急病で意識を失ったら、クルマはどうなる? 新型マツダCX-5は、異常の予兆を従来より早く検知し、運転を続けられない場合には自動で減速・停止する「ドライバー異常時対応システム」を搭載。その働きは想像以上にスゴかった!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ドライバーの表情すらも読み取れる!? CX-5に装備されたドライバー・モニタリングカメラがコレ!(8枚)画像ギャラリー意識を失う「前」の異変まで見つける!
ドライバー異常時対応システム、通称「DEA」は、ドライバー・モニタリングと車両制御を連携させた安全技術だ。
従来のマツダ車でも、カメラによって運転中の姿勢の崩れや居眠りを検知し、運転不能と判断した場合にクルマを減速・停止させる機能が導入されていた。
新型CX-5では、さらに意識を失う前の「異常予兆」を捉える技術へと進化した。ドライバーの視線が特定の場所に集中していないか、ステアリング操作のふらつきが増えていないか、車線から外れそうになっていないかなどを監視。普段の運転との違いから、体調急変の可能性を探る。
異常の予兆を見つけると、音や表示、ステアリングの振動などでドライバーに反応を求める。そこで車線を正しく維持するなどの操作が確認できれば、すぐに緊急停止へ移るわけではない。単なる片手運転や運転の癖を急病と誤認しないための、いわば二段構えだ。
それでも姿勢が崩れ、運転を続けられないと判断するとDEAが作動。音と表示で運転復帰を促し、反応がなければクルマが減速・停止へ向けた制御を始める。早い段階から異変を見つけることで、従来より走行継続距離を短くできるという。
高速道路では可能な限り路肩へ! 停止後は救命要請も
DEAが作動すると、ハザードランプとブレーキランプを点滅させ、ホーンも鳴らして周囲のクルマへ異常を知らせる。そのうえで高速道路や自動車専用道路では、可能な限り路肩へ寄せながら減速・停止。一般道では、走行中の車線を維持しながら停止する。
ただし、高速道路なら必ず路肩まで移動できるわけではない。路肩に寄せる機能にはナビゲーション用のSDカードが必要で、道路状況や車線、周囲の車両などによっては同一車線内に停止する。また、システムが衝突や路外逸脱を完全に防げるわけではない点にも注意したい。
停止後はパーキングブレーキを作動させ、救助しやすいようドアを解錠。コネクティッドサービスを契約していれば、マツダエマージェンシーコールへ自動接続して救命要請まで行う。止まって終わりではなく、その先の救助につなげるところまで考えられているのだ。
DEAは最上級グレードのLに標準装備され、GではEX Packageとして選択可能。Sには設定されない。もちろん出番がないことが一番だが、万一の急病は年齢を問わず起こりうる。クルマがドライバーを見守り、事故を防ぎ、さらに命を救う。派手ではないが、新型CX-5を選ぶ大きな理由になりそうな装備だ。
【画像ギャラリー】ドライバーの表情すらも読み取れる!? CX-5に装備されたドライバー・モニタリングカメラがコレ!(8枚)画像ギャラリー











コメント
コメントの使い方