現行トヨタ bZ4Xは、エントリーグレードのGが480万円、ZのFWDが550万円。国のCEV補助金130万円を使えば実質負担額はそれぞれ350万円と420万円になるが、価格差は70万円のままだ。では、その70万円を払う価値はあるのか。装備だけでなく、航続距離や動力性能まで比較してみよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】未来すぎるよやっぱり!! bZ4Xの内装がかなり攻めている(5枚)画像ギャラリー70万円で航続距離が202kmも伸びる!!
GとZの違いは、単なる上級装備の有無ではない。Gのバッテリー容量は57.72kWhで、WLTCモードの一充電走行距離は544km。一方、ZのFWDは74.69kWhの大容量バッテリーを搭載し、18インチタイヤ装着車なら746kmを走れる。
その差は実に202km。自宅充電を中心に街乗りするならGでも十分だが、高速道路を使った旅行や帰省ではZの余裕が効いてくる。充電回数を減らせることは、BEVにおいて装備以上に大きな価値となる。
モーターの最高出力もGの169psに対し、Zは227ps。最大トルクはともに268Nmながら、合流や追い越しではZのほうが力強い。さらに4WDが選べるのはZだけで、価格は600万円となる。雪道を走るユーザーは実質的にZ一択だ。
快適性と安全性まで考えればZが本命か?
装備面でもZは明確に上級だ。パノラマムーンルーフ、デジタルインナーミラー、合成皮革シート、助手席8ウェイパワーシート、前席ベンチレーション、リアシートヒーター、運転席ポジションメモリー、9スピーカーのJBLプレミアムサウンドなどを備える。
駐車支援もZが優勢。リモート機能付きのアドバンストパークに加え、フロントクロストラフィックアラートやレーンチェンジアシスト、渋滞時支援といった運転支援機能も充実している。
もっとも、Gも14インチディスプレイや前席シートヒーター、運転席パワーシートなど、日常で欲しい基本装備は押さえている。実質350万円という価格は強烈で、近距離中心ならGが圧倒的なお買い得グレードだ。
ただし70万円で大容量バッテリー、202km長い航続距離、58psの出力向上、充実した快適・安全装備が手に入る。予算が許すなら、bZ4Xらしい進化を存分に味わえるZが本命。価格最優先ならG、長距離での安心と満足感を求めるならZという選び方が正解だ。
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