作り手の走りや質感へのこだわりが多くのユーザーに伝わり、愛され続けるマツダ。現在のマツダ車の素晴らしい点と、イマイチな点はどんな部分だろうか? OEM車である軽自動車を除くマツダ現行車の「〇と×」を岡本幸一郎氏が解説。
※本稿は2026年8月のものです
文:岡本幸一郎/写真:マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年9月10日号
マツダ CX-80
ラージ商品群の3列シートSUVであり、マツダの国内向けで最大のモデルとなる。2列目は何通りかの中から選ぶことができる。
・CX-80の〇と×
内外装とも見た目に華があるところがいい。3.3Lディーゼルはとてもパワフルでフル乗車でもものともせずに走れる。
×は乗り心地が粗いところ。もう少し洗練されてくれればいいのにと思う。高速巡行でも路面の影響を受けやすく、直進安定性にも改善の余地ありだ。
マツダ CX-60
縦置きアーキテクチャや直6エンジンでマツダのプレミアム路線を最初に開拓した一台。2024年秋に大がかりな商品改良を実施。
・CX-60の〇と×
こちらも内外装デザインが華やかで、巧くプレミアム感が演出されている。
後輪駆動ベースの強みで前輪が駆動の影響を受けない素直なハンドリングを実現しているところもいい。
×は改良によりだいぶ改善されたが、依然として乗り心地が粗いところ。もう少ししなやかさが欲しい。
マツダ CX-30
魂動デザインを前面に打ち出した流麗なスタイリングを持つCセグのクロスオーバー。1550mmを下回る低い全高も特徴。
●CX-30の〇と×
このクラスでこれほどスタイリッシュで走りもよいクルマはそうそうない。途中の改良で乗り心地もずいぶんしなやかになった。インテリアの質感もこのクラスとしては望外に高い。
×としては、室内があまり広くないことと、マツダ3同様にディーゼルが選べなくなったことくらいだ。
マツダ MX-30
中身はCX-30との共通性が高いが、見た目は大きく差別化されている。観音開きドアの採用が特徴。ロータリーEVもある。
●MX-30の〇と×
○でもあり×でもあるのが、観音開きの「フリースタイルドア」による使い勝手。前後とも開けた時の大開口は魅力である半面、使い勝手には制約もある。
ほかに○としてはコルク素材の内装を挙げたい。×はロータリーEVのエンジンがかかった時の奇妙な音がやっぱりいただけない。
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