国産コンパクトカーの王道といえば、ホンダ フィットとトヨタ ヤリスだ。どちらも扱いやすい5ナンバーサイズで、1.5Lハイブリッドを用意する。しかし、フィットは広さと実用性、ヤリスは低燃費と軽快な走りが持ち味。2026年型の価格や性能を比べ、最適な一台を考えよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】2026年で誕生から25周年! 歴代フィットをイッキ見!(14枚)画像ギャラリー後席と荷室はフィットが優位
ボディーサイズは、フィットが全長3995mm、全幅1695mm、全高1515mm。ヤリスは全長3950mm、全幅1695mm、全高1495mmだ。ヤリスのほうが45mm短く20mm低いものの、車幅は同じ。狭い道での扱いやすさに大差はない。
違いが鮮明になるのは室内だ。フィットの室内寸法は長さ1955mm、幅1445mm、高さ1260mm。ヤリスは長さ1845mm、幅1430mm、高さ1190mmとなる。フィットは室内長で110mm、室内高で70mm上回り、後席の足元や頭上に明確な余裕がある。
さらにフィットは、燃料タンクを前席下へ置くセンタータンクレイアウトを採用。後席の座面を上へ跳ね上げれば、背の高い荷物を後席スペースへ積める。背もたれを倒した際の荷室床も低く、ほぼフラットだ。家族を乗せる機会が多い人、自転車や大きな荷物を運びたい人にはフィットが強い。
そもそもヤリスは後席や荷室の広さより、前席を中心とした運転環境を重視したパッケージだ。後席を頻繁に使わず、1~2人で乗ることが多いなら不満は小さい。全長が短く、ハイブリッドXの最小回転半径も4.8mと小さいため、街なかでは身軽に扱える。
燃費ならヤリス、走りの滑らかさならフィット
燃費ではヤリスが圧倒する。ハイブリッドXのWLTCモード燃費は36.0km/L。フィットe:HEV Xの29.1km/Lを6.9km/Lも上回る。ヤリス ハイブリッドZも35.4km/Lを達成しており、燃料代を少しでも抑えたいならヤリスが本命だ。
価格はフィットe:HEV Xが223万8500円、ヤリス ハイブリッドXが224万9500円。フィットのほうが1万1000円安いにもかかわらず、後席と荷室は広い。燃費差を取るか、空間の余裕を取るかという、実に分かりやすい勝負になる。
走りの性格も異なる。フィットe:HEVの走行用モーターは最高出力123ps、最大トルク253Nm。街なかではモーター駆動を主体とし、滑らかで力強い加速を味わえる。ヤリスは軽いボディーと低い着座位置を生かした、キビキビした身のこなしが魅力だ。
結論は、燃費と小回り、1~2人乗車を重視するならヤリス。後席の快適性、荷室の使い勝手、モーターらしい力強さまで求めるならフィットだ。数字のヤリス、暮らしのフィット。家族のメインカーとして一台を選ぶなら、総合力ではフィットに軍配を上げたい。
【画像ギャラリー】2026年で誕生から25周年! 歴代フィットをイッキ見!(14枚)画像ギャラリー
















コメント
コメントの使い方