2026年9月10日から13日かけて開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦「ラリー・チリ・ビオビオ」で、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)が見事に年間マニュファクチャラーズタイトルを獲得したぞ! これで怒濤の6年連続タイトル獲得、なんと伝説の王者ランチアが持つWRC最多連覇記録(6連覇)および通算獲得数(10回)の最多記録に肩を並べたのだ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ、トヨタガズーレーシング
【画像ギャラリー】写真からも伝わる歓喜と大迫力! TGR-WRTが6連覇でランチアに並ぶ記録を達成!!(7枚)画像ギャラリーソルベルグが今季2勝目! トヨタ圧巻の1-2フィニッシュ
南米チリの未舗装路(グラベル)を舞台に争われた第12戦。ラリーを牽引したのはGR YARIS Rally1(99号車)を操るオリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン選手だ。デイ1で首位に立つと、そのまま安定した速さを披露。最終SS16のパワーステージでも最速タイムを叩き出し、開幕戦モンテカルロ以来となる今季2勝目を劇的な形で手にした。
さらに、WRC最多出場記録に並んだ重鎮セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ選手(1号車)が総合2位へと浮上。トヨタ勢による今季8回目の1-2フィニッシュを達成し、チームのマニュファクチャラーズ王座決定に大きく貢献した。
これによりTGR-WRTは今季12戦中11勝という驚異的な勝率を記録。チーム代表代行のユハ・カンクネン氏や会長の豊田章男氏をはじめ、ファクトリー全体が一丸となって勝ち取った歴史的な戴冠となった。
全5ドライバーが複数回優勝! 残り2戦は激化する個人王座争いへ
今期のTGR-WRTの強さを象徴するのが、層の厚さだ。日本人ドライバー勝田貴元選手の2勝も記憶に新しいが、今回ソルベルグが今季2勝目を挙げたことで、チームに所属する5人のドライバー(エルフィン・エバンス選手、セバスチャン・オジエ選手、サミ・パヤリ選手、オリバー・ソルベルグ選手、勝田貴元選手)全員が今シーズン「複数回優勝」を達成するという圧巻の層の厚さを見せつけた。
マニュファクチャラーズタイトル獲得という大仕事を果たした今、チームの焦点はいよいよ最終局面を迎えるドライバーズタイトル(個人王座)争いへとシフトする。
現在、ドライバー選手権は230ポイントで首位のエバンス選手を筆頭に、2位パヤリ選手(213pt)、3位ソルベルグ選手(209pt)、4位オジエ選手(171pt)と、上位をトヨタのチームメイト同士がズラリと独占する「身内同士のガチバトル」の様相を呈している。
豊田章男会長はオリバー選手たちが初戦以来なかなか勝てていなかったなか、悲願の2勝目を達成したことに祝福を送っている。だが、豊田章男会長はマニュファクチャラーズチャンピオンが確定したからといって、それに満足しない模様。
「我々は純粋にドライバーたちに競ってもらうチーム。残り2戦、みんながんばれ!」とエールを送るように、残り2戦も真っ向勝負が期待される。
次戦は10月1日〜4日に開催される第13戦「ラリー・イタリア サルディニア」。過酷な地中海のグラベルステージで、誰が真の王者に近づくのか、世界中のラリーファンの視線が注がれている!
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