SUVで争われるXCRスプリントカップシリーズの第6戦「ラリー北海道」で竹岡圭選手がドライブする三菱トライトン(通称モモ//トン)が見事3位表彰台を獲得した。2日間665㎞を走り切り、タイム面でも昨年よりも格段に速くなったその秘密とは?
文:ベストカーWeb編集部 写真:ベストカーWeb編集部、三菱自動車
【画像ギャラリー】「モモ//トン」とラリー北海道の雄姿を画像でチェック!!(9枚)画像ギャラリートライトンとハイラックスがガチンコ勝負するXC-2クラス
ピンクのボディが北海道で躍動した! 竹岡圭選手がドライブした「圭rp×TOYO TIRES×三菱トライトン」がXCRスプリントカップXC-2クラスで見事3位表彰台の快挙をやってのけた。
なにしろ舞台はラリー北海道、ラリー・ジャパンが開催されていた頃の長く厳しいコースを走り切っての表彰台は価値がある。2日間14のSS、合わせて115.76㎞のグラベル(未舗装路)で争われ、リエゾンを含めると665㎞という長丁場。ラリー北海道名物ともいえるSSヤムワッカは23.49㎞もあり、選手たちはテクニックはもちろん、集中力を試される。長い長い林道はミスを呼び、コースオフし、リタイヤに追い込まれる者も少なくない。嫌というくらいグラベルを走らなければならないのが、ラリー北海道だ。
さて、XCRスプリントカップはランクル300やランクル250、レクサスGX550h、さらにはCX-60やフォレスター、アウトランダーPHEV、そしてジムニーといった人気のSUVが出場し、年々注目度が高まっている。2026年は従来の北海道だけでなく、秋田や群馬でも開催された。ピックアップはボディが大きく、車高も高いので、コーナリング時のアクションが派手。これは見ていて楽しい。運転するほうも頑丈でクラッシュにも強いというメリットがあるようだ。
XCRスプリントカップのなかでもXC2クラスは最高峰といえるクラスで、今回の出場は8台、トライトン4台とハイラックス4台がガチンコでぶつかり、しのぎを削っている。2026年はトライトンが待望の初優勝を飾ったことも盛り上がりの一因だ。
さて、盛り上がりを見せるXCRスプリントカップにひと際目立つピンクのトライトン(モモ//トン)で参戦するのが竹岡圭さん。全SSを走り切り戻ってきたところに「今回めっちゃ速いじゃないですか!!」と話しかけると、「あらイヤだ。まぐれじゃないのよ!!」と近所の知り合いのように笑顔で答えてくれた。そして、好成績を生んだ理由を教えてくれた。
トライトンでXCRスプリントカップに挑戦し始めたのが2024年、最後まで走り切ることを目標にこれまで走ってきたが、自分の中で物足りないものを感じていたこという。「もう少しアグレッシブに走ってもいいんじゃないか!」そんな想いをぶつけるべく前戦のASAMA ATTACK(クラス6位)が終わった後、「ドライビングスタイル」を変える覚悟で、モーターランド野沢を2日間みっちり走り込んだという。
『運転が楽しくてたまらない!』という3年目の大変貌。そして来年はパジェロ!?
「野沢で2日間走り込み、なんかいけそうな感じがしたの。トライトンの性能をより引き出せるみたいな。でも、ラリーを走るまで、本当にいけるのかはわからなかったけれど、今回は運転が楽しくて(長い)距離も全然苦にならなかった」という。
さらにアジアクロスカントリーラリーを制したトライトンと同様のATの制御が入ったおかげで、ATのDレンジのままトルクのある回転域を使って走ることができたことも大きかったという。
陸別サーキットを使うSS(4.63㎞)でタイム差を比べてみよう。このSSはラリー北海道で3本あるが、今回のベストタイムは4分24秒だ。昨年の4分30秒1を約6秒上回り、他の2本のタイムでは10秒近く速いこともあった。
「制御の変速を気にせず、運転に集中でき、特に下りのコーナリングが速くなったみたい。オープンカントリーは少し濡れているような路面もしっかりグリップしてくれて、安心して走れました。トライトンを操縦している感じはこれまでで一番!」と教えてくれた。
大変貌を遂げた竹岡さん、今シーズンの戦いはラリー北海道で終了。
「来年はパジェロで走りたいな!って。 かっこいいパジェロが北海道を走ったらかっこいいでしょう」
確かにパジェロが参戦したら盛り上がるだろうな。どんなニックネームにするんだろう? ムムム、そっちも気になるな!
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