シビックタイプRオーナーなら、一度は気になったであろうホンダアクセス製Honda純正アクセサリー「テールゲートスポイラー(カーボン)」。あまりの人気で手に入らない時期もあったが、ついに再び狙える存在となった! しかも魅力は見た目だけではない!? 街中でも違いを感じるというその秘密とは何なのか? 実際に装着車を走らせ、開発者にも話を聞きながら、その奥深い実力に迫る!
文:伊藤梓/写真:森山良雄
【画像ギャラリー】空力の秘密は裏面にあり!? シビックタイプR用テールゲートスポイラーのディテールに超接近!!(12枚)画像ギャラリー一時期「数年待ち」!? FL5用ドライカーボンテールゲートスポイラーがついに復活!!
究極のFFスポーツカーとして、いまだに圧倒的人気を誇るホンダシビックタイプRだが、現行モデルであるFL5が発売された際、話題になった純正アクセサリーを覚えているだろうか?
ホンダアクセスの純正アクセサリーであるドライカーボン製のテールゲートスポイラーが「モノの割に安すぎる!」「性能もやばそう」「かっこいい」と車両本体に負けず劣らず大人気になり、ホンダアクセスの予想を大きく超える注文となった。ハンドメイドで製造されるアイテムであるため、一時は数年待ち(!)になり、販売終了していた時期があった。
FL5オーナーである筆者も「もう買えないんだろうなぁ」と思っていたが、なんと、2025年の春から再販されており、今は納期を待たずにすぐ手に入れられるというのだ! そこで、改めてテールゲートスポイラーの魅力を再発見しようと、ホンダアクセスへお邪魔することにした。
純正アクセサリーのテールゲートスポイラーは、職人の手作業によって作られる贅沢なドライカーボン製で、カーボンにレッドポリエステルを編み込んだ綾織りの模様が特徴となっている。標準ウィング比で約1kgの軽量化を達成しつつ、ホンダアクセス独自の空力思想である「実効空力」を随所に散りばめた機能系パーツである。
街中の速度域でも違いが分かる!? オーナーが驚いた乗り味の変化
気になる再販価格は36万3000円(税込)。決して安価ではないものの、ドライカーボン製のハンドメイドウィング、かつホンダアクセスの走りの技術が詰め込まれた一品となれば、納得の価格ではある。
改めてその性能を体感してもらおうとお呼びしたのは、FL5オーナーのベストカー読者、Hさんだ。FL5オーナー歴は3年で、これまでテールゲートスポイラーは気になっていたものの、購入までは踏み切れなかったという。
一般的にリアウィングが生むダウンフォースは、サーキットの高速域で初めて効果を発揮するものというのがクルマ好きの間での定説。しかし、「実効空力」は街中の速度域でも体感できることに
こだわっているという。Hさんも試乗前は「本当に体感できることに……」と半信半疑の様子だった。
しかし、敷地を出て少し走っただけで、Hさんは「かなり感覚が変わりました」と言う。ステアリングを切り始め、フロントがスッと向きを変える一連の動きが、驚くほど滑らかで扱いやすいという。
さらに高速道路へ入ると、その驚きは確信に変わった。速度を上げるほどステアリングセンターのどっしり感が増し、よりビシっとした直進安定性が感じられた。路面の継ぎ目を乗り越えた際も、不快な突き上げ感が限りなく少なくなっており、一発で収束するのだ。何よりHさんが感動していたのが、後席の乗り心地の変化だった。
「タイプR特有のリアの硬さが驚くほど丸くなっています。運転している自分以上に、後ろに乗る家族が気づくかもしれないですね。金額は決して安くないですが、家族にも喜んでもらえそうですし、購入の説得もしやすいかもしれません(笑)」
筆者もタイプRオーナーとしてテールゲートスポイラー装着車を体感させてもらったが、日常のシーンでしっかりテールゲートスポイラーの効果が体感でき、スムーズで気持ちよく運転できたり、乗り心地も改善されて快適性まで向上していることに驚いた。
これは、前後のダウンフォースバランスをなるべく均等に近づける空力セッティングを行っているからだという。4つあるタイヤとサスペンションをバランスよくパフォーマンスを引き出せるようにするのがホンダアクセスの、Moduloの流儀だ。















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