ハイトワゴンが幅を利かせている昨今の軽自動車。「個性がない」とお嘆きの人は、ちょいと昔の軽自動車を狙ってみてはいかがだろうか? いや、かなり古いモデルばかりなんだけど‥‥…クセ(個性)は強いし、メカニズムは特徴的だし、希少性も高いのに安いのだから、きっとアナタの所有欲も満たしてくれるに違いない!
文:FK/写真:スズキ、日産、ホンダ、三菱自動車、CarsWp.com
【画像ギャラリー】「わかってるね!」と思われる高コスパ中古軽自動車はこれ!(13枚)画像ギャラリー軽自動車初の4ドアハードトップスタイルに胸がキュンとなるダイハツのオプティ
女性ユーザーから高い人気を獲得した初代オプティがデビューしたのは、1992年1月のこと。当時、絶大な人気を誇っていた俳優の宮沢りえさんをCMに起用して大きな話題にもなった。
その後、1998年11月にフルモデルチェンジが行われたが、驚きだったのが従来の軽自動車には存在しなかった、見る者に新鮮なイメージを与える4ドアハードトップセダンとして開発されたこと。そう、初代モデルとは異なる方向性を示す大きく刷新が行われたのだ。
高品位で快適なセダンの“オプティ”とスタイリッシュなスポーティセダンの“オプティビークス”の2タイプが販売されたが、新しい個性と高品質を表現するべく前者はクオリティ・エレガント、後者はスタイリッシュ・スポーツというテーマが掲げられた。
特に、オプティビークスではマルチリフレクタータイプの丸形4灯ランプや大型リアスポイラーなどを採用することで精悍さとスポーティさを強調。
サッシュレスドア特有のエレガントですっきりとしたサイドシルエットとも相まって、他の軽自動車にはない溢れんばかりの個性を発揮していた。
インテリアはインストルメントパネルからドアまで、室内を取り巻くようにツートーンで仕上げることで高品質さを表現。
より安定した走りと快適な乗り心地を獲得するべく、クラストップのロングホイールベースとワイドトレッドを採用したことに加え、タイヤを4隅に配置してキャビンを大きくとり、かつルーフを後方へ伸ばすことでゆとりのある室内空間も確保されていた。
そんなオプティの中古車はタマ数が少なく、価格は10万円台から90万円台で平均価格は50万円前後。年式を考えると決して安いとは言い難いが、クルマ好きにとっては“軽自動車唯一の4ドアハードトップモデル”という付加価値は大きな魅力なのでは?
見た目は賛否両論あるけれど……リアミッドシップがマニア心をくすぐる三菱のアイ
“軽自動車の新時代を切り拓く革新的なプレミアムスモール”をコンセプトに掲げ、2006年1月に登場したアイ。
あまりにも特徴的なワンモーションフォルムは人によって好き嫌いが分かれるところだと思うが、そんなことすら気にならないほどの大きな特徴がアイにはあった。
それは、エンジンを車体後部(後輪車軸の前)に配置したリアミッドシップレイアウトが採用されていたこと。
これによって、軽自動車という限られたスペースにもかかわらず、“未来的で上質なスタイリング”、“軽快なハンドリングと快適な乗り心地”、“全方位からの優れた衝突安全性”という3つの革新を実現したアイ。
2550㎜というホイールベースの大幅な拡大や優れた前後重量配分も手伝って、高い操縦安定性や上質な乗り心地、軽快なハンドリング、安定したブレーキングなど高次元の“走る”、“曲がる”、“止まる”を実現していた。
また、デビュー時はG、M、Sの3つのグレードすべてに完全新設計のアルミ製DOHC12バルブ MIVECインタークーラーターボエンジンを採用。
シリンダブロックのアルミ化、インテークマニホールドの樹脂化などにより、軽量・コンパクト化を追求するとともに、電子制御スロットルの採用で滑らかな加速感も実現。
当時の軽自動車用エンジンでは唯一の吸気側連続可変バルブタイミング機構(MIVEC)とインタークーラー付ターボチャージャーとの組み合わせが高性能・低燃費・低排出ガスを融合し、平成17年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆)と平成22年度燃費基準も達成していた。
現在の中古車市場での価格は10万~80万円台、平均価格は30万円前後とお買い得な様相を呈している。
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