自動車ユーザーにはゴールデンウイーク明けに5月中が納期限となる自動車税の支払い通知が届く。今年も納付を終えて、ズシリと重く感じている人も多いかもしれない。
そこで本稿では自動車税納税直後のいま、現行車と重課税される13年落ち超の日本車で、自動車税額が高いワースト5モデルをピックアップしてみた。
文/永田恵一 写真/TOYOTA、NISSAN
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ターボは関係なし!! 自動車税額は排気量で問答無用に決まる
日本の自動車税は排気量だけで税額が決められるので、当然ながら大排気量車ほど自動車税は高く、500cc刻みを基本に以下のような区分になっている。
日本車最新モデルの自動車税額ワースト5は?
さてワースト5だが、自動車税は排気量ごとに決まっているのをよく考えると、ワースト5というよりは「高い税額区分に入るもの(=大排気量)ワースト5」となるので、高い順に挙げていきたい。
※6000cc超/11万円に該当する日本車にはなし
【1位:4500㏄超から6000㏄以下/8万7000円】
・トヨタ ランドクルーザー200(4.6L)、センチュリー(5L)
・レクサス LX570(5.7L)、LC500(5L)、RCF(5L)
近いクルマながら、4.6L・V8のランドクルーザーとLX570の5.7L・V8で自動車税が変わらないのは意外ではある。
※4000㏄超から4500㏄以下/7万5500円に該当する日本車はなし
【2位:3500㏄超から4000㏄以下/6万5500円】
・日産 GT-R(3.8L)、フーガ(3.7L)、フェアレディZ(3.7L)
日産車は「日本向けV8エンジン搭載車はないけれど、排気量3.5L以上のV6エンジン搭載車はある」という状況だ。
【3位:3000㏄超から3500㏄以下/5万7000円】
・トヨタ アルファードV6、クラウン3.5ハイブリッド
・レクサス LS500h、LC500h、IS350、RC350、RX450h
・日産 エルグランドV6、シーマ、フーガハイブリッド、スカイラインハイブリッド
・ホンダ レジェンド、NSX
(※上記モデルは全車3.5L)
【4位:2500㏄超から3000㏄以下/5万円】
・トヨタ グランエース(2.8Lディーゼル)、ランドクルーザープラド(2.8Lディーゼル、2.7Lガソリン)、ハイエースワゴン(2.7Lガソリン)
・日産 スカイライン(3Lターボ)
【5位:2000cc超から2500㏄以下/4万3500円】
・トヨタ アルファード(2.5ガソリン&ハイブリッド)、ヴェルファイア、カムリ(2.5ハイブリッド)、クラウン(2.5ハイブリッド)、ハリアーハイブリッド(2.5L)、RAV4ハイブリッド(2.5L、PHV含む)
・レクサス IS300h(2.5L)、RC300h(2.5L)、NX300h(2.5L)、
・日産 エルグランド(2.5ガソリン)、キャラバンワゴン(2.5Lガソリン)
・ホンダ オデッセイ(2.4ガソリン)
・マツダ6(2.2Lディーゼル、2.5LガソリンNA&ターボ)、CX-5(2.2Lディーゼル、2.5LガソリンNA&ターボ)、CX-8(2.2Lディーゼル、2.5LガソリンNA&ターボ)
・三菱デリカD:5(2.2リッターディーゼル)
現在4000㏄超から4500㏄以下の日本車がないため、2L超えで自動車税ワースト5に入ってしまうのに加え、ハイブリッドやターボの普及により2L以上のクルマがこのくらいしかないことに改めて驚く。
同時に昭和とは違う意味合いながら「2L以上のクルマは贅沢品」という方向に戻っていることも痛感する。
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