今や鉄道の自動改札機や自動販売機、街中での電子マネー決済、バスの運賃箱もICカード乗車券に対応しているので、財布やスマホと同様にICカードは外出の際には身に付けなければならないアイテムのひとつだ。
そこでアナログ的ではあるが、スマホ本体やケースに貼りつけるタイプの小さな財布を使ってみたのでレビューする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】ハイテクでアナログなスマホに装着する財布「ウォレカ」をレビュー!(13枚)画像ギャラリーなぜカードタイプなのか?
スマホにフェリカ機能が付いている場合は、スマホそのものがICカード乗車券になりうるが、カードの方が便利な場合やスマホのICカード乗車券アプリは設定やオンラインチャージに通信や電源(バッテリー)が必要なことから、面倒な場合もありカードタイプを使用している方も多いだろう。
バスの場合はまだ小銭が必要な路線や事業者もあり、全国を移動するバスファンにはカードも小銭も必要な場合がある。今回レビューするのはキングジムが販売する、スマートフォンに装着する現金やカードが入るコンパクトな財布「ウォレカ」だ。
タイプは2種類
ウィレカはスリムタイプとスタンダードタイプの2種類のサイズがある。カラーはベージュ、ネイビー、シルバー、ブラックの4色。どちらのタイプもプラスチックカードが入り、ファスナー式のコインケース(ポケット)が付く。
スマホやケースへの取り付けはシールで張り付けるだけだが、回転式レールパーツが付いており、必要に応じて簡単に分離できるのでシーンに合わせて使い分けができ便利だ。
レールパーツの厚みは約3mmで、スタンドを使用して動画を視聴する場合や中のカードを取り出したりコインや紙幣を出し入れするなど、邪魔な時には本品を取り外せばよい。
装着方法は簡単で素材はハイテク品!
スマホやケースへの装着は汚れをよく拭いて、レールパーツ裏面のシールをはがして本品のファスナーが右にくるように位置決めをして、押さえ付けて貼ればよい。ウォレカをファスナーが上にくるように90度回転させれば分離できる。
本品の素材は紙のようにペラペラに感じるが、タイベックというデュポン社が開発した高密度ポリエチレン繊維不織布製で耐久性は抜群。また化学・医療防護服にも採用され、紙ではないのでもはや紙幣とは呼びにくいが、その強度からお札の素材にしている国もある。
タイペックは防護服にも使用されることから、コロナ騒動の中で防護服が不足した際には適切な消毒をすれば再使用可能であった素材だ。
本品が耐ウイルス性を持つわけではないし、色落ちの可能性がないわけではないが、素材としては表面の汚れは中性洗剤や温水でクリーニング可能であり、通常時でもエタノール消毒をしても問題はない。
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