2016年12月に登場したトヨタのコンパクトSUV、C-HRは、近未来的なデザインで一気にユーザーの心を掴み、大ヒット。しかしあまりにも尖がったデザインゆえの宿命か、飽きられるのも早く、マイナーチェンジで1.2ターボの6MTやGR SPORTを追加したものの、巻き返しを図ることはできなかった。
そのC-HRの次期型と目されるのは、2022年12月に「BEVに関する説明会」で披露された、スモールクロスーバーの「スモールSU EV」だ。その発展形=市販型といえるデザインが、オーストラリアの特許庁に登録されていた。
フロントマスクこそ新型クラウンやbz4Xに似たデザインだが、アグレッシブでカッコいい。いかにも、C-HRらしい、デザインじゃないか! さっそく、新型C-HRはどんなクルマになるのか、解説していきたい。
文/ベストカーweb編集部
写真/ベストカーweb編集部、ベストカー編集部(CGイラスト)、オーストラリア特許庁、中華人民共和国工業情報化部、トヨタ、三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY
■新型C-HRと思われる意匠が流出! これはかなり売れそうだ
2012年12月に開催された「BEVに関する説明会」で公開された「スモールSU EV」。公開された直後から、これが次期C-HRではないかと言われていたが、その市販型に近いモデルが、オーストラリアの特許庁に登録されていたのを発見した。
当然、日本の特許庁にもトヨタは登録しているものの、秘匿意匠になっているため、残念ながら見ることはできない。発表前の新車をこの秘匿意匠に登録しているようだ。最近、bzセダン(bz3)が発表前に政府系の中華人民共和国工業情報化部のサイトに掲載されるなど、日本より先に海外のサイトに流出するケースが増えてきた。
エクステリアデザインは、フロントマスクこそクラウンやbz4X、bz3に似た意匠だが、ブラックアウトされた大開口部のフロントバンパーやブラックアウトした2トーンカラーの後端部など、新型クラウンと共通性を感じさせる、いかにもC-HRらしいデザインだ。こりゃ売れそうだ!
コメント
コメントの使い方リヤドアのノブの形状や位置からしたらCH-Rでは無いと思うけど…
これはどちらかというとアイゴクロスに近いデザインだね
そもそも時期型CH-Rと言われていたのは黄色じゃなくて手前に置かれてた白っぽい奴だと思う
トヨタはずっと保守的で、奇抜なデザインは出てこなかった。そんな中、C-HRは個性が強く、デザイン優先(なので後方がよく見えなくなった。けれどもバックモニターで充分にカバー。)
そんな趣旨のデザイン優先がまたも感じられる ニュー C-HR。トヨタとしては革新的なことで、素晴らしいと思う。是非とも購入したい。
面影は残しつつ、新しいデザインテイストに一新。先代や近年のSUVに多い、重たそうな腹もなくシュッとしている
本当にこのまま出るなら悪くないですが、ヘッドライトやハンドルの造形・・このまま市販は難しいのでは?