2022年10月7日、日産は「日産アリア」、「日産サクラ」がグッドデザイン賞を受賞したことを発表。
グッドデザイン賞は、1957年に創設され、グッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーション活動であり、公益財団法人日本デザイン振興会が主催している。
今回、日産の電気自動車(EV)はどのような理由で、グッドデザイン賞の受賞が決まったのだろうか?
文/ベストカーWeb編集部、写真/NISSAN、佐藤正勝
【画像ギャラリー】グッドデザイン賞受賞した日産アリア &日産サクラの美しいデザインをみる(21枚)画像ギャラリー日産EVモデル2車種がグッドデザイン賞を受賞!!
2022年10月7日、日産は「日産アリア」、「日産サクラ」がグッドデザイン賞を受賞したことを発表。さらに、「日産アリア」はグッドデザイン・ベスト100にも選出。「日産サクラ」においては、2022年度グッドデザイン賞 審査委員セレクション「私の選んだ一品」にも選ばれた。
グッドデザイン賞の主催団体である公益財団法人日本デザイン振興会によると、2022年度は分野や領域を超えて人々の「意思」を互いに交わして、影響を与え合うことで新たな可能性を見出していく「交意と交響」というテーマで、2022年4月より募集を開始したとのことだ。
今回受賞した日産アリアは、日産が長年培ってきた電気自動車(以下、EV)のノウハウと最新技術を融合させたクロスオーバーEVであり、力強い加速、なめらかな走りや、EV特有の静粛性を兼ね備えているクルマだ。
今回の受賞では、流麗で未来を感じさせるエクステリア、そして居住性の高く心地の良い高級感を堪能することができるインテリアに高い評価を得た。住居のインテリアを彷彿させる質の高い空間を車内に実現しつつ、クルマらしい要素を守り、独自性のあるデザインに挑戦したことが大きく評価された点だという。
また、グッドデザイン・ベスト100もあわせて受賞した。この賞は、グッドデザイン賞の審査員のなかからより高い評価を得たデザインに授与されるものだという。
この度、軽自動車EV「日産サクラ」もグッドデザイン賞を受賞した。日本の足とされる軽自動車ジャンルの新星として誕生。日産によると、2022年9月26日時点で受注3万台を突破したという。
軽自動車の常識を超えた力強い加速性能と運転支援技術「プロパイロット」などの日産の最新技術が盛り込まれている。また、インテリアにおいては、先進かつ上質な室内空間を実現した。
実際に日産サクラに試乗した際に、軽自動車とは思えない加速度、運転のしやすさや、室内空間の心地よさは素晴らしいと思った。
また、今回の受賞では、地方の移動インフラを支える「ガソリンスタンド減少」という課題にも、「ユーザーが自宅およびディーラーで充電する」というかなり根本的な回答を出した点も評価された。
日産サクラは、2022年度グッドデザイン賞 審査委員セレクション「私の選んだ一品」にも選出された。このセレクションは、グッドデザイン賞の審査委員が選ぶ、個人的なお気に入りや受賞デザイン90点を審査員のコメントとともに紹介する企画だという。
国産EVパイオニアである日産はさらに進化し続けるだろう。今後投入されるEVモデルが楽しみで仕方がない。
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