最期のクルマは何に乗る? 乗り降りしやすくて運転しやすい高齢ドライバーにおすすめのトヨタ車3選

最期のクルマは何に乗る? 乗り降りしやすくて運転しやすい高齢ドライバーにおすすめのトヨタ車3選

 子育てを終え、夫婦二人だけの生活に戻った家庭では、いずれ「次に買い替えるクルマが、もしかしたら人生最後の一台になるかもしれない」という考えがふと頭をよぎることがある。大きなミニバンで家族を乗せて走り回った時代は終わり、これからは夫婦二人で無理なく、長く付き合えるクルマを選びたい。そう考えたとき、重視すべきポイントは「乗り降りのしやすさ」と「運転のしやすさ」の二つに尽きるだろう。今回は、高齢の夫婦二人暮らしという視点から、トヨタのおすすめ車種を3台紹介したい。

文:佐々木 亘/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ

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乗り降りしやすいコンパクトミニバン!シエンタ(5人乗り)

3列シートではなく、あえて2列シートモデルにすることで荷室の使い勝手がより高まる。
3列シートではなく、あえて2列シートモデルにすることで荷室の使い勝手がより高まる。

 まず候補に挙げたいのが、コンパクトミニバンのシエンタ、それも2列シートの5人乗りモデルである。夫婦二人だけの生活であれば、3列目の使用頻度はそれほど高くなく、7人乗りである必要性は薄いだろう。5人乗りは2列目シートをワンタッチでラゲッジとほぼ同じ高さまで格納できるため、車椅子や歩行補助具、まとまった荷物を積む際にも扱いやすい。

 乗り降りのしやすさという点では、地上から330mmという低床設計と、従来より60mm拡大されたパワースライドドアの開口部が光る。腰への負担を抑えながら、無理のない姿勢で乗車できるのは、体力に自信がなくなってきた世代にとって大きな安心材料だ。センターピラーやフロントドアにはしっかりと手をかけられるグリップも備わっており、一人での乗り降りでも心強い。ボディは5ナンバーサイズに収まっており、最小回転半径5.0mという小回りの良さも、日常の買い物や病院への通院といったシーンで扱いやすいぞ。

小さく見えても中身は充実!ライズ

トヨタのSUVの中で唯一5ナンバーサイズに収めており、圧倒的な取り回しの良さを確保している。
トヨタのSUVの中で唯一5ナンバーサイズに収めており、圧倒的な取り回しの良さを確保している。

 二台目は、コンパクトSUVのライズだ。トヨタのSUVの中では唯一の5ナンバーサイズを維持しており、全長3,995mm、全幅1,695mmというボディは、狭い道や自宅の駐車スペースでも扱いやすい。最小回転半径は4.9mとクラス随一の小回りの良さを誇り、Uターン時などでは、切り返しの少ない運転を可能にしてくれる。

 コンパクトなボディながら室内は広く、室内高1,250mmというゆとりのある空間は、乗り降りの際の窮屈さを感じさせない。SUVらしい着座位置の高さから前方視界も確保しやすく、ボンネットの見切りがよいため車両感覚も掴みやすいのが特徴だ。

 予防安全機能「スマートアシスト」をはじめとする充実した安全装備も、長く安心して乗り続けるための重要な要素。価格を抑えつつ、取り回しの良さを重視したいという夫婦には、まさにうってつけの一台といえる。

快適さだけでなく見た目も重視できる!ヤリスクロス

ヤリスの取り回しの良さを残しつつ、広さも確保したヤリスクロス。
ヤリスの取り回しの良さを残しつつ、広さも確保したヤリスクロス。

 三台目は、同じくコンパクトSUVのヤリスクロスである。ライズよりも一回り大きなボディだが、その分室内や荷室にゆとりがあり、SUVらしい堂々とした乗り心地を味わえる。ミニバンからの乗り換えで「広さは残しつつ、取り回しの良さも欲しい」という夫婦にはぴったりの選択肢だ。

 運転席からの見晴らしの良さもヤリスクロスの魅力の一つで、SUVらしい着座位置の高さによってボンネットが目視しやすく、車両感覚を掴みやすいため、5ナンバー車や軽自動車から乗り換える人でも比較的早く慣れやすい。

 予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」も充実しており、幅広い年齢層に安心して勧められる装備内容となっている。デザイン性の高さも人気の理由で、「最後の一台だからこそ、見た目にもこだわりたい」という人の希望にも応えてくれるだろう。

 夫婦二人だけの生活における「最後のクルマ」選びは、性能やデザインだけでなく、乗り降りのしやすさや運転のしやすさといった、日々の身体的な負担にどれだけ寄り添えるかが重要なポイントになる。

 荷物の積みやすさを重視するならシエンタの5人乗り、とにかく取り回しの良さを求めるならライズ、広さと安心感のバランスを求めるならヤリスクロス。それぞれに異なる魅力があるからこそ、実際に試乗し、乗り降りの動作や運転席からの視界を自分の目と体で確かめたうえで選んでほしい。

 長く付き合える一台との出会いが、終活期のカーライフをより豊かなものにしてくれるはずだ。

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