2023年1月18日にBMW日本法人は、プラグインハイブリッド「 XM」の発売を開始した。ド迫力のBMW特有のキドニーグリルデザインもさることながら、Mシリーズならではの走行性能も魅力!!
Mシリーズ初のプラグインハイブリッド「 XM」は、どのようなモデルなのか、くわしく見ていこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/BMW
■BMW史上最高級SUV誕生!!「BMW XM」とは?
今回、発表されたBMW MXは、BMW Xモデル初のM専用モデルである。さらに、Mモデル初のプラグインハイブリッドモデルだという。
このモデルは、従来のSUVとは明確な一線を画すオンロード走行性能を高めたスポーツ・アクティビティ・ビーグル(SAV)という革新的なコンセプトを持ち、サーキットでの本格的な走行を可能とするBMW M専用モデルとして誕生。
BMW Mシリーズを開発するBMW M社には、2つのカテゴリーが存在する。1つ目は、サーキットでの走行可能を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデルであり、今回のBMW XMはこちらに位置づけられる。もう1つは、サーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ、走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルである。
BMW XMには、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能(自動運転レベル2)など最先端の運転支援システムを採用。また、「OK,BMW」という声かけによる車両の操作、目的地の設定等が可能とし、Apple CarPlayへの対応など利便性が大幅に向上した。
そして、このモデルにはBMWデジタル・キー・プラスが標準装備された。この装備により、車両の専用キーを持つことなく、対応しているスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両のロック解除が可能となる。さらに、車内にロック解除で使用したデバイスがあれば、エンジンの始動も可能とのことだ。
BMWデザインならではのキドニーグリル含む個性的なエクステリアデザインを採用。また、23インチのホイールを前後に標準装備し、力強いシルエットを強調している。
そして、このモデルには、4.4LのV型8気筒ツインパワーターボガソリンエンジンを搭載し、最高出力は489ps、最大トルク650Nmを発揮する。さらに、プラグイン・ハイブリッド・システムには、29.5kWhのバッテリーを搭載(最高出力197ps)。
BMW日本法人によると、このモデルに搭載されているガソリンとプラグイン・ハイブリッド・システムの出力とトルクを合わせると、最高出力653ps、最大トルク800Nmを発揮するとのことだ。EVを除き、BMW史上最強のパワーユニットを搭載するモデルとなる。
また、電気のみの走行では、約90kmまで可能とのことだ。ただし、これらの数値はすべて欧州仕様となる。
BMWラインナップの中でも最上級クラスに位置し、装備面においても最高レベルを誇る。車体価格は2130万円からとなる。販売は発表同日の2023年1月18日から開始され、納車は2023年4月からだという。
そして、2023年3月4日から4月4日まで、東京都原宿にてBMW XMのポップアップストアを限定にオープンするという。そのイベントにて、BMW XMを日本初公開するという。1カ月限定開催となるが、ぜひとも実車をみてきてほしい。
【BMW XM 主要諸元】
●全長5110mm×全幅2005mm×全高1755mm
●ホイールベース:3105mm
●車両重量:2710kg
●車両総重量:3300kg
●排気量:4395cc
●V型8気筒ガソリン・エンジン
最高出力:653ps(480kW)/最大トルク:650Nm
●リチウムイオン・バッテリー容量:29.5kWh
電気モーター出力:197ps(145kW)/電気モーター・トルク:280Nm
●システム・トータル最高出力:653PS(480kW)
●システム・トータル最大トルク:800Nm
●右ハンドル/AT仕様
●車体価格:2130万円~
コメント
コメントの使い方