大型メッキグリルを採用した“ギラギラフェイス”で話題の新型デリカD:5が、2月15日に発売!
他にはない“ミニバン四駆”として独自路線を歩んできた三菱のデリカD:5ながら2007年の登場から10年以上経過。多くの車種が4~5年程度でモデルチェンジするなか、若干古さが目立つのも否めない状況になっていた。
そんななか、フロントマスクを刷新する大規模改良に打って出たデリカD:5。賛否両論の新顔を纏った改良型が、予想以上の人気を集めている!?
文:ベストカーWeb編集部
写真:編集部
顔と中身がド派手に進化! ガソリン車は旧型を併売
改良型のトピックは何と言っても「顔」。
シャープな形状のLEDヘッドランプとともに、近年の三菱車に共通する新デザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採り入れた外観は、存在感のあった従来型が地味に感じるほどのアグレッシブさに激変。トヨタのアルファード/ヴェルファイアも顔負けのド派手なフロントマスクとともにリアコンビネーションランプまわりのデザインにも手が入れられている。
ただ、変わったのは「顔」だけかといえばさにあらず。インテリアもエクリプスクロスやアウトランダー譲りの最新モデルに近い新しいデザインに刷新されている。
そして実は、車としての中身にも大きくメスが入っていて、最大トルクを5%アップさせ、尿素SCR(選択還元触媒)システムを三菱車として初採用した改良型の2.2Lディーゼルエンジンを新搭載。併せてトランスミッションも従来の6速ATに替えて新開発の8速ATも採用した。
さらに、緊急自動ブレーキや先行車追従型クルーズコントロールなどが盛り込まれた「e-Assist」を新たに採用するなど、「兼ねてから要望が多かった」という予防安全装備も充実。装備面でも最新車の基準に追いついた。
ここまで挙げただけでも、外観だけでなく内装からエンジン、トランスミッション、そして自動ブレーキに至るまで、“10年選手”としてのネックを解消すべく大がかりな改良が加えられていることがわかるだろう。
ちなみに、改良モデルとして登場するのはディーゼルエンジン車のみで、ガソリン車は従来型がそのまま併売される形となっている。
根強い支持象徴!? 受注台数は約5000台に!
また、改良型のデリカD:5には標準仕様に加えて、近年のトレンドを意識した“都会派”モデル「アーバンギア」を新設定。どちらも最低地上高は185mmと同一ながら、アプローチアングルなどは「アーバンギア」のほうが若干小さくなっている。
さて、大幅刷新と合わせて新たなバリエーションを加えた新型デリカD:5の気になる販売動向はどうか? 三菱自動車によると、本稿執筆時の問い合わせ時点で2018年11月21日からの累計受注台数は約5000台に達しているとのこと。月販目標台数(1500台)を大幅に上回る人気ぶりだ。
発売前に未公表だった詳細な価格は以下のとおり。新型デリカD:5は、標準仕様が4グレード、「アーバンギア」が2グレードの計6グレード構成となっている。
発売から10年以上が経過したモデルゆえ、「待ってました!」とばかりに従来型から乗り替えたユーザーも少なくないハズ。これまでも月販台数は平均1000台程度と古いモデルながら根強い支持を持っていただけに、今後この勢いを維持できるかどうかにも注目が集まる。
■新型 デリカ D:5 価格表
「M」/384万2640円
「G」/394万2000円
「G-パワーパッケージ」/408万2400円
「P」/421万6320円
アーバンギア「G」/406万7280円
アーバンギア「G-パワーパッケージ」/420万7680円
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