マツダ CX-60のベストバイは? 価格重視でガソリン!? 直6も捨てがたい!!

マツダ CX-60のベストバイは? 価格重視でガソリン!? 直6も捨てがたい!!

マツダ CX-60は4つもパワートレインが!! 直6ディーゼルも捨てがたいが、価格を考えるとガソリンも魅力……はたまたPHEVもかなり気になる。一体どれを選べばいいのか!? ベストバイ教えます!!

※本稿は2023年2月のものです
文/松田秀士、写真/ベストカー編集部、マツダ
初出:『ベストカー』2023年3月10日号

■やはり注目はディーゼルだ!

2022年登場のマツダ CX-60。パワーユニットは4種の中から選べる
2022年登場のマツダ CX-60。パワーユニットは4種の中から選べる

 CX-60のパワーユニット、注目の的は国産初の直6ディーゼルエンジン。これに48Vマイルドハイブリッドが組み合わされて、実燃費は軽く20km/Lを超える高燃費!

 走行フィールは低速域からとても力強くスムーズ。室内スピーカーの音響処理もあるがディーゼルとは思えないエクゾーストノートがより一層スムージーな走行フィールを後押しする。

 ハンドリングは地に足をしっかり下ろし、どっしりとした安定感。ステアリングフィールもしっかりと重め。その出力はエンジンが254ps/56.1kgm、モーターが16.1ps/15.6kgm。

■PHEVの伸びのある加速も魅力

こだわりのあるデザイン。後ろ姿にも凛とした雰囲気がある
こだわりのあるデザイン。後ろ姿にも凛とした雰囲気がある

 これに対して西の横綱という印象の直4、2.5LにモーターをプラスしたPHEV。ゆとりを感じさせる走りのモーターだが、アクセル全開加速させればかなり強烈!

 エンジンの188ps/25.5kgmとモーターの175ps/27.5kgmが絡みあって高速域まで実に伸びのある加速だ。モーターの力強さとガソリンエンジンの伸び、という両者の得意分野を引き出したパワーユニットといえる。

 このガソリンユニットのみを搭載したモデルもラインナップされる。こちらはコスパには優れているが、CX-60には若干非力だ。

■4種類から選ぶベストバイは?

松田氏はベストバイとしてバランスの良さと燃費の良さから3.3Lディーゼルのマイルドはブリッドをチョイス!<br>
松田氏はベストバイとしてバランスの良さと燃費の良さから3.3Lディーゼルのマイルドはブリッドをチョイス!

 ということで、勝負はディーゼルマイルドハイブリッドとガソリンPHEVの一騎打ち。ジキルとハイドのような二面性を持つPHEVも魅力的だがバッテリーを搭載しているので重い。コーナーでの身のこなしで直6ディーゼルが優る。しかも、燃費が抜群! 結論。直6、3.3Lディーゼルマイルドハイブリッドが推し。

●結論! 松田氏のオススメ……直6、3.3Lディーゼル マイルドハイブリッド
PHEVもいいが、コーナーでの走りと実燃費のよさでコチラがベスト!

・直4、2.5Lガソリン(2WD・FR/4WD)
価格:299万2000~407万円
エンジン:188ps/25.5kgm

・直4、2.5Lプラグインハイブリッド(4WDのみ)
価格:539万~626万4500円
エンジン:188ps/25.5kgm モーター:175ps/27.5kgm

・直6、3.3Lディーゼルターボ(2WD・FR/4WD)
価格:323万9500~465万8500円
エンジン:231ps/51.0kgm

・直6、3.3Lディーゼル マイルドハイブリッド(4WDのみ)
価格:505万4500~547万2500円
エンジン:254ps/56.1kgm モーター:16.1ps/15.6kgm

マツダ CX-60 評価表(※各10点満点)
マツダ CX-60 評価表(※各10点満点)
【画像ギャラリー】CX-60に搭載されている4種類のパワーユニットを画像でチェック!(21枚)画像ギャラリー

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