カムリが終売になるという情報が駆け巡っている。ディーラー筋によれば夏の終売というのは間違いないようだ。これでミドルクラスのFFセダンが消滅することになるが、クラウンセダンが代替というにはデカすぎる。そこにきてカムリ後継車のウワサが……。
文:ベストカーWeb/写真:トヨタ
■カムリ終売で「いきなりクラウン」になるか
カムリが国内で終売になると読売新聞が2023年3月22日に報じた。すでにディーラー筋からはカムリが夏に終売になる可能性がある声は入っていたが、セダン不況としては健闘していたモデルのように思う。
コロナ禍や半導体不足による納車遅延で販売台数だけでは人気度の指標にはならないが、カムリは2023年2月に751台を販売している。セダンとしてはかなりの人気に思えるが、トヨタとしては国内市場の整理に動いた形になるだろう。
マークXがなくなり、カムリがなくなり、トヨタラインナップで残るセダンは新型クラウンセダンとカローラ(+アクシオ)になる。カローラアクシオはビジネス用途など例外的な存在とすれば、ハイエンドのセダンであるクラウンと、その手前に位置するミドルクラスセダンが不在になる形だ。
かつてはカローラ、カムリ、マークII、クラウン、セルシオ……、のようにオーナーの成長とともに乗り換えをできるのもトヨタラインナップの特長だったが、セダンについては大幅なラインアップ整理はトヨタの大きな決断であろう。
ただカムリ自体は北米でもずっと絶好調なモデルであり、北米市場での存続は確実視されている。
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