トヨタ 新型プリウスには3つのパワーユニットが用意されている。どれも悩む!! と思いきや総合的に見てPHEVが最も高評価であった。 唯一の懸念である価格も国からの補助金でグッと手の届く存在となる。
※本稿は2023年2月のものです
文/国沢光弘、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年3月10日号
■HVとPHEV、プリウスの燃費は好勝負!
RAV4やハリアーの場合、自宅に充電環境さえあれば基本的にPHEVが一番魅力的なパワーユニットになると考えていい。特に自宅に太陽光発電パネルを付けているようなケースならなおさら。ガソリン代より電気料金のほうがずっと安いからだ。
しかも2023年度も2022年後並みの補助金が出るとすれば55万円(東京都は別個で45万円補助金出るのでPHEVとの価格差100万円までならお買い得になる)。ハイブリッドとの価格差はググッと縮まる。
ところがプリウスは状況がまったく違う。ハイブリッドも燃費いいためだ。2Lモデルだと1.8Lより実用燃費落ちるものの、それだって22km/Lくらい走ってしまう。
一方、電力料金は太陽光発電を取り入れている人の場合、55万円の補助金を使ったとしても、エネルギーコストだけでペイしようと考えるなら10万km以上走らないとならない。ただリセールバリューはPHEV優位だと思う。3~7年で乗り換えを考えているならPHEVです。
■PHEVの乗り味は圧巻!
決定的なのが動力性能。新型プリウス、2Lモデルで充分「速いね!」ながら、PHEVに乗ると「こいつぁスポーツモデルか?」と思う。アクセルレスポンスだって素晴らしい! 乗っていて楽しいのだった。
ちなみに1.8Lでも充分走ってくれる(誤解されているようだけれど最廉価グレードは一般の人でも購入可能)。経済性を重視したいのなら、1.8Lを推奨しておく。
●直4、1.8Lハイブリッド採点
・ハンドリング:9点
・加速性能:7点
・乗り心地:8点
・コスパ:9点
★総合点数:10点
●直4、2Lハイブリッド採点
・ハンドリング:9点
・加速性能:8点
・乗り心地:8点
・コスパ:9点
★総合点数:10点
●直4、2Lプラグインハイブリッド採点
・ハンドリング:9点
・加速性能:9点
・乗り心地:8点
・コスパ:9点
★総合点数:10点
●結論! 国沢氏のオススメ
直4、2Lプラグインハイブリッド
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