2023年1月の東京オートサロンでお披露目された日産 GT-R 2024年モデルが3月20日に正式発表された。2007年に初代が登場してから16年、純内燃機関エンジン車としてはおそらく最後になるであろうGT-R 2024年モデルの詳細をお伝えする。
※本稿は2023年3月のものです
文/ベストカー編集部、写真/日産自動車
初出:『ベストカー』2023年4月26日号
■GT-R2024年モデルついに正式発表!!
2023年1月の東京オートサロンでお披露目されたGT-R 2024年スペックが3月20日に正式発表された。
純内燃機関エンジン車としてGT-Rが存続できたのは、新車外騒音規制に対応した新構造のマフラーを新たに開発したから。強化された排ガス規制に適合できずに2001年に消滅したR34 GT-Rの悲劇を繰り返さなかった日産の英断を、まずは讃えたい。
グレード体系は、日常の使い勝手と運動性能を両立させた基準車と究極の運動性能を追求したNISMOというのは従来どおり。2021年に約120台が限定販売されたTスペックも設定される。
なおTスペックは、専用サスペンションセッティングにより上質感とハンドリングを両立させたモデルで、NISMOのカーボンセラミックブレーキを採用している。
2024年スペックの開発コンセプトは、『高次元の車両バランスのさらなる追求』で、ドラッグを増やさずにダウンフォースを増やすため、前後バンパー、リアウイングはデザインを一新。特にVモーショングリルを廃止したフロントマスクは、これまでのGT-Rと印象がかなり違う。
基準車のインテリアに大きな変更はないが、NISMOは専用レカロカーボンバックシートが刷新されている。
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