ロングドライブが楽しい季節。そんなときはガス欠(BEVの場合は電欠)に気を付けたいが、日本の高速道路には150km以上もガソリンスタンドが存在しない区間がたくさんあることをご存じだろうか? 「道路上で止まっちゃった!」なんて思わぬ事態を招かぬためにも、知識を仕入れておこう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/NEXCO、Google、Adobestock
■150km以上もガソリンスタンドのない区間が8か所も!
日本では年々ガソリンスタンドの数が減っている。特に過疎化が進む地方部では深刻で、ガソリンスタンドがひとつもない市町村は全国に10か所、たった1か所という市町村が89か所もあるのだ(令和4年3月末現在)。
この傾向は高速道路におけるガソリンスタンドにも当てはまる。高速道路には一般的にSA(サービスエリア)が50kmごと、PA(パーキングエリア)が15kmごとに設置されているのだが、これはあくまで「SA/PAがある」というだけの話。太平洋ベルト地帯を走るような幹線高速はともかく、地方の交通量の少ない高速道路では、採算の面から「SA/PAにガソリンスタンドがない」ということは当たり前なのだ。
その極端な例として、150km以上に渡ってガソリンスタンドが存在しないのが、以下の高速道路/区間。この区間を走るときは、必ず燃料残量を確認するようにしよう。
・道東自動車道 足寄IC~由仁PA(空白区間:176km)
・舞鶴若狭自動車道 西紀SA~北陸自動車道 南条SA(空白区間:162km)
・舞鶴若狭自動車道 西紀SA~北陸自動車道 賤ヶ岳SA(空白区間:156km)
・東北自動車道 岩手山SA~青森自動車道 青森東IC(空白区間:155km)
・磐越自動車道 磐梯山SA~日本海東北自動車道 荒川胎内IC(空白区間:153km)
・徳島自動車道 吉野川SA~高松自動車道~神戸淡路鳴門自動車道 淡路SA(空白区間:150km)
・東海北陸自動車道 ひるがの高原SA~北陸自動車道 有磯海SA(空白区間:150km)
・東九州自動車道 今川PA~大分自動車道 山田SA(空白区間150km)
コメント
コメントの使い方コロナ禍で若狭道を敦賀から神戸へ向かっていました。メーター60%あったのが意外に減り、福知山IC手前で我慢できずに下道でスタンドを探して給油。再度、高速へ戻ったのですが乗ってすぐに西紀PA20kmの表示がありました。残念!と思いながら通過すると営業休止中、あのまま進んでいると思うと背筋がゾーとしました。若狭道通るたびに思い出します。
都市には最低1つは24時間セルフあるけど、町村には無いことが多い。街から街の間が長い県では注意が必要だね。主要国道沿いだったらまだマシだけど、太平洋側と日本海側の海岸沿いと内陸とでは結構違うから。
EV車は、もっと酷いことなっている!
国とか、高速道路会社は、作ったあとは知らん顔
今の日本はおかしいと思う
最後責任は、使っている人に押し付けられている
作った人達は、知らん顔 責任とれ‼️💢
バッテリーより圧倒的にエネルギー効率のいいガソリン×普及し切ったガソリンスタンドでも、こういう区間はあり、人によっては強く不安視する。
あと三十年くらいはとてもEVが代替えできる状況ではないですね。電欠リスクは挙げられたこれら区間を何時でもどこでも走っているようなもの、いやそれ以上に高リスク。