2023年度も前年と同額の補助金を出すことを決定した東京都が、さらに10万円の補助金を上乗せすることを発表した。申請期間は2024年3月29日までだが、今がEVやPHEVは買い時なのか、自身も太陽光発電を導入している国沢光宏氏にまとめてもらった。
文/国沢光宏、写真/ベストカー編集部、日産、国沢光宏、AdobeStock
■乗り出し155万円で軽EVが買える!
どうやら東京都はホンキで電気自動車を普及させようと考えているようだ。何と電気自動車に対する補助金を10万円アップさせてきたのである。
今まで日産サクラや三菱eKクロスEVを買った場合、国からの補助金が55万円。東京都は別個に45万円の補助金を出していた。今回さらに10万円を上乗せ。合計110万円という補助金を受けられるようになっている。
サクラとeKクロスEVのベースグレードは254万円なので、144万円ということになります。電気自動車の場合、税金類も減免税されるため充電ケーブルを標準装備しているeKクロスEVなら、乗り出し価格155万円くらいで買えてしまう。
ベースグレードと言っても軽自動車TOPクラスの機能を持つADAS(自動ブレーキなど)やLEDヘッドライトなどを標準装備している。
絶対的なパワーもターボエンジン車に勝るとも劣らない。今や軽ターボ車を買おうとしたら200万円くらい覚悟しなくちゃならないことを考えれば割安だと思う。東京都に住所を持っている人は、補助金のあるときに買わなくちゃ損。
なかでもガソリン価格が200円くらいする伊豆七島などの島嶼部や、ガソリンスタンドが減ってきている西部地域は電気自動車のメリットが大きい。
■太陽光発電システム導入でさらに30万円の補助金が!
さてさて。東京都のホンキ度は110万円に留まらないのだった。このタイミングで太陽光発電システムを導入すれば、さらに30万円の補助金が増額となる。なんと乗り出し価格125万円!
ちなみに太陽光発電と電気自動車を組み合わせることで、エネルギーの自給自足になります。私の家も3.2kWの太陽光発電を導入したが、昼間は2kW以上の電力が余ってしまう。
東京電力に売ると1kWhあたり16円にしかならない。買うと1kWhあたり40円以上するのに!
余った電力を電気自動車の充電に使えば、天気がいいと1日当たり80kmくらい走れる分の電力になる。昼間の電力と、電池自動車を走らせるだけの電力をカバーできたら、二酸化炭素の排出量だって大幅に削減できる。少なくとも2030年目標の46%減は余裕で達成可能。
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