さらに10万円補助金アップ! もはや都民は買わないと損だ!! 東京都が本気でEV&PHEV普及後押し!!

■ぜひ太陽光発電システムを導入すべき!?

筆者が導入している太陽光発電システム。2.4kW発電して1.6kWを電気自動車の充電に使っているのだそう
筆者が導入している太陽光発電システム。2.4kW発電して1.6kWを電気自動車の充電に使っているのだそう

 ここまで読んで、「でも太陽光発電の導入費用だってかかるでしょ!」と思うかもしれない。東京都は太陽光発電の導入にも補助金を出している。上限45万円。私の家の3.2kWだと45万円。

 設置費用はおおよそ120万円だから、実質80万円ほどで導入可能だと思えばいい。3kWの太陽光発電システムなら、年間3000kWhの電力を作る。1kWhあたり40円としたら12万円分だ。

 家の電力と電気自動車への充電で使えば、7年くらいでモトが取れる計算になる。8年目から毎年12万円浮くという寸法。いや、電力料金は上がっていくだろうから、もっとおいしいかもしれない。

 そもそも東京電力は16円で太陽光発電の電力を仕入れて3倍で売るという商売をしている。納得できないという人は、電力を自給自足するのが気分的に一番いいかと。

■さらにVtoHにも東京都は補助金を出し、本気でカーボンニュートラル実現へ!

専用のEVパワーステーションを設置し、リーフを家庭用電源として使える「リーフtoホーム」。 クルマとしてだけでなく、蓄電池としても使えて家庭の節電にも貢献する
専用のEVパワーステーションを設置し、リーフを家庭用電源として使える「リーフtoホーム」。 クルマとしてだけでなく、蓄電池としても使えて家庭の節電にも貢献する

 東京都はさらに気合いを入れてきた。太陽光発電と電気自動車だけでなく、VtoHにも補助金を出している。リーフtoホームに代表される、チャデモ機能を使ったクルマと家庭の電力をやりとりする機器です。

 機器に対する50万円の補助金+工事費用の全額が出る。50万円以下で買えるベーシックな機器であれば事実上無料です。もちろん、私の家も導入した。

 この3点セットがあれば、昼間に使い切れない電力を電気自動車に貯めておき、夜や荒天のため発電できなくなったらクルマから電力を引き出せるような使い方ができる。いわゆるマイクロスマートグリッドというもの。

 残念ながら現在の日本製電気自動車は充放電回数800回程度の三元系リチウムイオン電池のため、マイクロスマートグリッドを取り入れたら走らなくても電池寿命を奪う。

 遠からず充放電回数3000回以上というBYDのATTO3と同じリン酸鉄リチウム電池も出てくるだろうから、そうなれば電池の劣化を考えずマイクロスマートグリッドができる。

 繰り返すけれど、東京都は真剣にカーボンニュートラルを実現しようと動き始めた。自宅に太陽光発電を導入できるなら、電気自動車とセットで購入を考えたらいかがだろうか。

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