新型アルファードは6月21日に発表発売されることが決まったが、なんと事前の予約受注はなく、6月21日~6月30日まで受け付けた初期受注分を販社が7月1日にメーカーに一斉に発注するという。また積載車に積まれた新型アルファードの目撃情報もある。今回はこうした新型アルファードの最新情報とともに、各メーカーの工場出荷目処や人気の新車を早く欲しい場合にどうすべきかも解説していこう。
※本企画に掲載する情報は、メーカーからもたらされたものではなく、筆者が独自に調査し、執筆したものです。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、トヨタ、ダイハツ
■現在の各メーカーの工場集荷目処はどうなっている?
コロナ禍とほぼ同時期に半導体不足による部品供給の遅れによる生産調整が行われた結果、新車の長納期化が続いているが、2020~2022年に比べるとだいぶ緩和されており、今秋~今冬あたりにはさらに生産が増強されるのではないかと聞いている。
といっても車種によって納期は大幅に異なるため、一概には言えないのだが、最近の長納期車は、トヨタ車ではランクル300、プリウス、ハリアー、ヤリスクロス、カローラクロス、日産車ではアリア、フェアレディZ、エクストレイル、ホンダ車ではヴェゼル、ステップワゴン、ZR-V、シビックタイプRといったところ。
そのなかで受注を一時停止しているのは、レクサスLX、ランクル300、アリア、フェアレディZ、シビックタイプR。
各メーカーが公式Webサイトに自車の工場出荷目処を公開しているのをご存知だろうか。期間が公表されていない車種は(メーカーのWebサイトに時期が書いておらず、詳しくは販売店にお問い合わせ下さいと記載)、納期が1年以上で納期の見通しが立っていないと思われる。
トヨタ車ではクラウンクロスオーバー、ハリアー、RAV4、カローラクロス、カローラスポーツ、ヤリスクロス、スープラ、ハイラックス、プリウス(Uグレードは1.5~2カ月程度)。レクサス車ではNXやRXのハイブリッド、IS500など。日産車ではエクストレイルやGT-R。
そのほかのメーカーおよび車種は概ね工場出荷目処がメーカーWebサイトに記載されている(下記表参照)ので見てほしい。
ちなみに工場出荷目処というのは販売店で新車を注文してからメーカーが生産し工場を出荷するまでの期間で、その後全国の販売店に輸送し、ナンバーの登録手続き、販売店でのオプション装着、点検、納車準備、そして納車されるまでの期間は含まれていないので、工場出荷目処に3~4週間を加えたものが、いわゆる納期となる。
■主な人気車の工場出荷目処(期間が提示されている新車)
●トヨタ
・ヴォクシーガソリン車、ハイブリッド車:6カ月以上
・ノアガソリン車、ハイブリッド車:6カ月以上
・カローラガソリン車:4カ月程度、ハイブリッド車:6カ月程度
・シエンタガソリン車、ハイブリッド車:6カ月以上
・ヤリスガソリン車:4カ月程度、ヤリスハイブリッド車:3~4カ月程度
・ルーミー:4~5カ月程度
・ライズガソリン車:3~4カ月程度、ハイブリッド車:出荷。販売再開の目途
が立ち次第情報更新
●レクサス
・LS500:3~3.5カ月
・LC500:4~4.5カ月
・RZ450e:2.5カ月
・NX250/350:2.5~3カ月
・UX250h:3.5~4カ月
●日産
・ノート、ノートオーラ:1~2カ月程度
・セレナガソリン車:1~2カ月程度、セレナe-POWER車:3~6カ月程度
・サクラ:1~2カ月程度
※アリア、フェアレディZは受注受付一時停止
●ホンダ
・フィットガソリン車:1年程度、e:HEVは半年以上
・ステップワゴンガソリン車、e:HEV車:1年程度
・ZR-Vガソリン車、e:HEV車:半年以上
・ヴェゼルガソリン車1年程度、e:HEV半年程度
・シビックタイプR 注文一時停止中
●マツダ
・CX-30:2カ月程度
・CX-60:1~2カ月程度
・マツダ3:2カ月程度
・ロードスター:3~4カ月
●スバル
・レヴォーグ:2カ月程度
・アウトバック:2~3カ月
・クロストレック:4~5カ月
・インプレッサ:2L車2カ月、e-BOXER車5カ月
●三菱
・ekクロスEV:2カ月程度
・デリカミニ:5~6カ月
・デリカD:5:4カ月程度
・エクリプスクロス:1~2カ月
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