ボルボは2023年6月7日、同社で4番目のEVとなるコンパクトSUV「EX30」を発表。そのEX30が、早速、日本でもメディア向けに初公開された。なんと0-100km/hの加速はボルボ史上最速の3.6秒を達成。ボルボが期待する、BセグメントBEVは、新たな風穴を開けるのか? 早速レポート!!
文&写真:成田颯一
■0-100km/hはボルボ史上最速の3.6秒!
EX30には3つのパワートレインと2種類のバッテリーを用意されており、ちょっとした買い物や、送り迎えなどといった用途にはLFPバッテリー(リン酸鉄リチウム)を搭載した、「シングルモーター」。
そしてNMCバッテリー(リチウム、ニッケル、マンガン、コバルト)を使用し、LFPバッテリーよりも効率的にエネルギーを生成することで、最大航続距離を480kmにまで伸ばした、「シングルモーター・エクステンデッドレンジ」を用意。
さらに、NMCバッテリーに追加モーターを備えた、「ツインモーターパフォーマンス」が設定。4WDで428hpのパワーを発揮し、加速は、0-100km/hを3.6秒とボルボ史上最速だ。
全長4233mmと小型でありながら、スタイリッシュな前面、そして特徴的なヘッドランプとテールランプには、ボルボのロゴがアクセントとして加わっている。20インチタイヤを装着し、空力を重視したというホイールデザインは、アルミにホイールキャップを合わせたハイブリッド式となる。
■スピードメーターが無い!?車内はまさに未来のクルマ
ボディカラーは5色がラインナップ、内装はテーマごとで4種類が用意。シートは、動物由来のものを一切使用していないシートの素材は、再生可能な素材や、リサイクル素材を使用している。
今回、内装の撮影は叶わなかったものの、センターコンソールのストレージスペースなどには、北欧らしい模様の、アレンジが加えられていた。
そして車内で目を引いたのは、12.3インチのセンターディスプレイ。スピードメーターをはじめとしたドライバー情報は、このセンターディスプレイに集約。
またパワーウインドウのスイッチはドアから無くして、1つに集約。車内は、BEVだからこそできる、非常にシンプルな仕上がりになっている。また、オーディオは米国の老舗オーディオメーカー、ハーマン・カードン製のサウンドバーを装備し、上質なサウンドを味わうことができるようだ。
国産小型SUVの同じサイズでは、CX-3やヤリスクロスがあるが、日本人にとっては大きすぎず、小さすぎないがちょうどいいサイズ感。そんなBセグメントのBEVはまだ少なく、ここに可能性を秘めているとボルボは期待しているようだ。
すでにプレオーダーはスタートしており、早速、アメリカを中心に問い合わせが殺到とのこと。価格は、EX30の30に合わせた価格になるとのことで、日本での発売が待ち遠しい!!
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コメント
コメントの使い方かっこよさがエッジにあるね。
さながらデザイン家電(褒めてます)。
果たしてEVがどれ位売れるかだが…。
無いよりは良いのかも、選択肢として。
しかし加速は当然だが速いなあ。
音色も聞いてはみたいところ。