クルマにまつわる都市伝説やディーラーでの奇妙な話は、お店の数だけ存在すると言っても過言ではない。そんなバカなと思う話も多いが、中には少しヒヤッとする話も。酷暑となっている今年の夏、ちょっと不思議なクルマにまつわるお話で、少しだけ暑さ忘れる時間を味わってみてはいかが。
文/佐々木亘、写真/TOYOTA、AdobeStock、ベストカー編集部
■青いクルマは事故多発? 黄色いビートルで幸せが舞い込む?
1968年に発表された文献をもとにささやかれているのが「青いクルマは事故が多い」という話。
文献上のデータでは確かに青いクルマの事故率が高い。人間の目では、青いものは見えづらく、他の色よりも遠くに見えるというのは事実である。
ただ、それだけで青いクルマの事故が増えるということと深くはつながらない。事故率の高さはドライバーの操作の確実性とリンクするため、青い車だけが事故に遭いやすいとは一概には言えないということだ。
黄色いビートルを見ると幸せになるという話も有名な伝説。1日に3台見る、水色を見るとやり直しなど、幸せになる条件はさまざまある。
VWビートルが希少車種であり、なおかつ黄色というのが希少色であったこと要因。めったにお目にかかれないクルマを見ることが、貴重な体験=幸せにつながったものと考えられる。
新幹線で言えば、ドクターイエローを見るようなもの。見るだけで人々の心を幸せにするビートルというクルマは、真の名車と言えるだろう。
■センチュリーには購入前審査があるの?
センチュリー購入には、いくつもの壁を越えなければならないといううわさがある。
しかし、実際のところ年収がいくら以上、取引が何年以上といった、ユーザーを選別する条件はない。センチュリーは誰でも買うことができるクルマだ。
ただ、ディーラー側は制約が存在する。商談が始まる前に、必ずディーラー本部へ確認を入れ、クルマが注文できるのかを確かめなければならないのだ。この確認作業が、購入希望者に審査と受け止められてしまっているのかもしれない。
商談時には予約をしっかりと取り、購入意思が固いことを示すことが、センチュリー購入への第一歩だ。
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