■異音がピタリと止まる? ディーラーでの奇妙な現象
ここからは、ディーラーでの奇妙な話をお送りしたい。
クルマの音が気になり、ディーラーへ修理依頼をするとき、実際に整備士を乗せてディーラー周辺を走行しても、いつも鳴っている不快なミシミシ・キッキッといった音が鳴らなくなったことはないだろうか。
ディーラーへの道中は確かに鳴っていた音。しかし、ディーラーで確認を取ろうとすると途端に止まってしまう。異常が確認できず帰路に就くと、またなり出す異音。
筆者はユーザー側、ディーラー側の両方で体験しているが、どうも自動車ディーラーには、異音を鳴らなくする、目に見えない特別な効力が働いているようだ。
もしくはクルマが整備を嫌がっていて、その瞬間だけ音が鳴らないようにしているのか。
この奇妙な現象への対応策はディーラーから離れること。必ず音が鳴り続ける道路や条件を確立して、その道までディーラーの担当者を連れ出すほかない。
異音の確認で音が鳴らないのは、業界では語り草となっている奇妙な現象の一つだ。
■誰もいないはずの後部座席から猫の鳴き声
最後は筆者の実体験を一つ。怪談ではないので安心して読み進めてほしい。
肌寒い秋口、ディーラーでの定期点検を終え自宅へ帰る途中の出来事。ディーラーから出て、400mほど走行すると誰もいないはずの後部座席から「ニャーン」と音がするのだ。
ラジオの音か、それとも外で鳴いた猫の声かと思いながらオーディオをOFF、開けていた窓を閉めて走ると、また「ニャーン」と聞こえる。
近くのコンビニにクルマを止め、座席下や後部座席、トランクを探すが猫の姿はない。空耳かと思いコンビニを出ようとすると、また「ニャーン」と聞こえてきた。なんだか薄気味悪くなってきたので、一度ディーラーへ戻ることに。
ディーラーで事情を話し、整備士と確認するも、猫の声はしなくなった。鳴き声はなくなったので出発しようと運転席に乗り込むと、また「ニャーン」と鳴き声が。
見送りでいた整備士もその声を聞いていたため、クルマをゆっくりと動かしてリフトアップすることに。
すると、リアサス周辺のフレーム部分に子猫が一匹、ちょこんと座っている。よくここへ入ったな、走行中によく落ちなかったものだと、猫の能力に感心しつつ、猫の声がし続ける奇妙な現象の原因がわかり安堵した。
エンジンルームに入る、タイヤの上に乗るなどの猫は見たことがあるが、下回りの狭い隙間に入る猫は見たことがない。
もし走行中に猫が落ちていたら、怪我どころでは済まなかっただろう。エンジンルームだけではなく、至る所の猫バンバンの必要性を、筆者は悟った。
ちなみに猫は周辺住宅の迷い猫で、今回の一件で無事に保護され、飼い主のもとへ戻ったという。
クルマにまつわる奇妙な話はまだたくさんある。折をみて、また紹介していきたい。
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