日産 エクストレイルはタフさや使い勝手の良さに加え、VCターボなどの新技術が搭載され人気を集めている。2022年7月の登場から1年が経った今、改めて実力をチェック。クルマへの評価は変わっているのだろうか?
※本稿は2023年5月のものです
文/岡本幸一郎、諸星陽一、国沢光宏、写真/ベストカー編集部、日産
初出:『ベストカー』2023年6月26日号
■可変圧縮エンジンやe-4ORCEなど新時代の日産を象徴する1台
2022年7月にデビューを果たした4代目エクストレイルは、なんといっても「技術の日産」らしさが随所に輝くモデルだ。パワートレーンは全車e-POWERとされ、また可変圧縮ターボエンジンも採用された。
●日産 エクストレイル X e-4ORCE・4WD
・全長×全幅×全高:4660×1840×1720mm
・車重:1880kg
・最小回転半径:5.4m
・パワーユニット:1.5L、直3ターボ (144ps/25.5 kgm)+モーター(F:204ps/33.7kgm R:136ps/19.9kgm)
・燃費:18.3km/L
・価格:379万9400円
■高い完成度で商品力抜群!!
岡本幸一郎先生からの再・通信簿
・パワー感:8点
・ハンドリング:9点
・快適性能:9点
・環境性能:7点
・実用性:8点
・お買い得度:7点
個別の配点では低くなった項目もあるが、全体のまとまりとしての商品力はバツグンで、完成度も高い。3気筒とは思えないほど静かでなめらかな力強いVCターボは画期的。乗り心地はやや硬めながらハンドリングは気持ちいい。
●総合評価:94点
コメント
コメントの使い方シリーズハイブリッドとパラレルハイブリッド間違える人が車を評価してほしくない
VCタ-ボって直接駆動するわけじゃないよね?バッテリ発電用だよね?
そのその通りです。
なので、VCターボによる滑らかさというのが、「走り」を修飾しているのであれば大間違いです。走行は100%モーターですから。もし音や振動を修飾しているのであれば、的はずれな発言ではないのでしょうが、滑らかさとは走りに用いることが多いので紛らわしいですね。