日産が誇る新感覚のハイブリッドであるe-POWER。技術的には決しては真新しいものではないものの、日産の販売戦略のうまさもあり大ヒット。
コンパクトカーのノートに続き、大ヒットミニバンのセレナにも搭載。まさに日産の救世主ともいうべく技術だ。
そんなノートe-POWERだが、なんと2022年までに5車種に搭載を予定しているという公式アナウンスがあった。
いったいその5車種とはどんなクルマなのか? ベストカースクープ班が迫ります。
文/写真(予想CG):ベストカー編集部
ベストカー2019年4月26日号
■まずはジュークe-POWERで日産の新時代を切り開く
日産は2018年の中期経営計画で「2022年度末までに3車種のEVと5車種のe-POWER搭載車を国内市場に投入する」ことを発表している。
昨今の日産の新型車発表のスケジュールを考えると、今後登場する国内向けニューカーのほとんどが、EVもしくはe-POWERモデルとそのベース車になると捉えていいはずだ。
販売面ではノートe-POWER、セレナe-POWERでヒットを続けている日産。
これを商機にと特に国内市場での拡販のカギと捉えているのはe-POWERモデルだ。
では今後投入されるe-POWERの5車種とは何か?
まず第1弾となるのは、年内にフルモデルチェンジするコンパクトSUVのジュークとなりそうだ。
現行型には1.6Lターボ車も設定されてスポーティさをアピールしている。
2代目となる次期型は斬新なデザインとスポーティなキャラクターを継承しながらも燃費性能と走りの楽しさを両立したe-POWERモデルも予定している。
ただし、登場時期に関してはゴーンショックの影響もあり、2020年にずれ込むという情報もある。
■次期エクストレイル&次期キューブにe-POWERを搭載か?
そして、この延期はさらに広がり、ジュークに続いて予定されているエクストレイルとノートのフルモデルチェンジも2020年になりそうだ。
エクストレイルは次期モデルでe-POWERをラインナップ。
パワーアップしたモーターとモーターアシスト式4WDを進化させた後輪左右駆動力配分システムを採用した4WDを搭載する見込みだ。
次期ノートの詳細は掴めていないが、現行モデル以上にe-POWERをメインにしたラインナップへと進化するのは間違いないところ。
以上の3車種がe-POWERのニューモデルとなるのは確実で、では残りの2車はいったいなにか?
これは次期ノートベースの3列シートコンパクトと、次期セレナだという情報がある。
3列シートコンパクトはノートベースだが、キューブの後継車として登場する可能性も高い。登場は2021年以降か?
なんでもかんでも「e-POWER頼り」になるとその新鮮さも失いかねないが、「技術の日産」を標榜する日産だけにきっと新たな一手を打ってくるはずだ。
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