MX-30はEVの存在感が薄すぎ!? 日本の「喝!」と「あっぱれ!」なSUV4選

MX-30はEVの存在感が薄すぎ!? 日本の「喝!」と「あっぱれ!」なSUV4選

 モデル数がガンガン増えているSUV。激戦区なだけに各メーカー気合を入れて市場に送り出しているが、納得のデキの車種もあればガッカリな箇所が多めな車種もある。そんなSUVのなかから、特に「アッパレ!」なクルマと「喝!」なクルマを2台ずつ選出し評価!

※本稿は2023年7月のものです
文/片岡英明、写真/ベストカー編集部、トヨタ、三菱自動車、マツダ、スズキ
初出:『ベストカー』2023年8月10日号

■文句なしのあっぱれは2台!!

トヨタ ハリアー。流麗なスタイルと上質な内装を持ち、2L・NA、2.5Lハイブリッド、2.5L・PHEVと幅広いパワーユニットを用意するのも魅力
トヨタ ハリアー。流麗なスタイルと上質な内装を持ち、2L・NA、2.5Lハイブリッド、2.5L・PHEVと幅広いパワーユニットを用意するのも魅力

 RAV4とメカニズムを共用するハリアーは、とても魅力的なプレミアムSUVだ。兄弟関係にあるRAV4よりプライスタグはメチャ高い。だが、5月にPHEVを含めると6000台オーバーと驚異的な販売台数を記録している。燃費がいいハイブリッド車だけでなく2Lのガソリン車も安定した売れゆきだ。

 あっぱれである。人気の秘密は、スタイリッシュで上質なムードと洗練された走りの味わいだろう。だが、どの項目も高得点で死角がない。だから多くの人が高く評価し、買いたがるのである。

三菱 アウトランダーPHEV。四輪の駆動力を最適に制御する三菱独自のS-AWCを採用する4WDで、オンロードはもちろんラフロードでも優れた操縦性を発揮する
三菱 アウトランダーPHEV。四輪の駆動力を最適に制御する三菱独自のS-AWCを採用する4WDで、オンロードはもちろんラフロードでも優れた操縦性を発揮する

 PHEVだけに絞ったアウトランダーもあっぱれだ。ただのエコSUVだと思って走り出すと、その潜在能力の高さに驚かされる。

 PHEVシステムは、FFベースのシリーズパラレル切り替え式ハイブリッドで、エンジンは2.4L直4だ。その気になれば刺激的な加速を見せ、回生の強弱をパドルシフトで行えば意のままに減速する。

 また、EV感覚の上質なパワーフィールも魅力だ。ランエボの思想を受け継ぐS-AWCも制御が上手である。ダートや雪道などの滑りやすい路面で操っている時の感覚は、理屈抜きに楽しい。多彩なドライブモードを駆使して山岳路も高速道路も気持ちよく走れる良質なSUVだ。

次ページは : ■喝の2台は商品力の物足りなさか……

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