「真打」エルグランドはモビリティショーに出ない!?　EVコンセプトも90周年記念車も発表したけど…気になる日産の出展車

　日産が華々しくジャパンモビリティショーの出展概要を発表。90周年記念車、そしてEVコンセプトモデルの「ハイパーアーバン」を発表した。さらにプレスリリースによれば今後もいくつかの発表があるようだ。しかし気になるのがベストカーが常に言っている新型エルグランドの存在。もちろんEVも大事だけど、そろそろエルグランドも出ないの!?

文：ベストカーWeb編集部／写真：編集部、日産

■現行エルグランドは14年目を迎えるのか

　ベストカーがかねてから追いかけている新型エルグランド。当然ベストカーの思い付きではなく、日産社内だって相当の気合が入っているという情報はベストカーWebでもお伝えしたとおり。

　なんたって現行モデルのE52は2010年から現役。2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンのみで、フェイスチェンジこそ行われたもののいかんせん販売は厳しい。

　日産自慢のe-POWERはないし、3列目シートが跳ね上げにはならずスペース効率だって非常に悪い。なにより上部にいくにつれて絞られる台形のボディは圧迫感もあり、ドライバーズカーとしての存在はいいもののファミリーユースやショーファーユースの需要は厳しい。

　もちろん日産らしく走りのよさもあるのだが、それも新型のアルファード／ヴェルファイアの登場ですでにアピールポイントとしては成立しないほどになってきた。すでに新型エルグランドの開発は最終局面とみられるが、いったいどんなモデルになるのだろうか。

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■e-POWER搭載でイメージ刷新

　これまでもベストカーが伝えているとおり新型エルグランドはアルファード／ベルファイアへの完全対抗馬となるモデルで、きっと現状は新型アルヴェルを徹底的に調べ尽くしているところだろう。

　パワートレインはe-POWERになると思われるが、パワーユニットを一新することで燃費性能も走行性能も向上することになるはずだ。あくまでベストカーの予想CGのデザインだが、かなりアグレッシブでアルファードなどにもひけを取らない存在感を打ち出している。

　エクステリアについてもよりアグレッシブな存在感を打ち出す必要があるし、現行型エルグランドが北米向けのクエストを意識したあまり、日本市場では少し違和感のあった基本設計などは徹底的に変えてくるだろう。

「キングオブミニバン」の称号を奪還ができる日を日産ファンは待ち遠しくまっているはずだ。ジャパンモビリティショーでのサプライズがあるかはまったくもって不明だが……、クルマ好きとしてはやっぱり期待したいじゃないですか!!!