車種によっては現在も大幅な納期遅延が続いている。お目当てのクルマが買えない時、考えておきたいのが、その代わりになるクルマ選びだ。ここでは受注停止中の販売店も多いトヨタ アルファード/ヴェルファイアの代わりとなるおススメの選択肢を紹介する!!
※本稿は2023年9月のものです
文、渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部、トヨタ、日産
初出:『ベストカー』2023年10月10日号
■人気すぎて買えないアルヴェルの二の手は……?
2023年8月下旬時点で、アルファードとヴェルファイアの受注を停止している販売会社が多い。「再開時期も未定」という。
そこで二の手は、定額制カーリースのKINTOを使う方法だ。アルファードのノーマルエンジン車なら6~7カ月、ハイブリッドは9~10カ月、ヴェルファイアも8~9カ月で納車される。
KINTOでは車両の買い取りができず、必ず返却するが、初期費用フリープランには7年コースもある。これなら購入に近い感覚で使えるだろう。
アルファードハイブリッドZ(620万円)を7年コースで契約すると、月々の料金は約8万4000円。7年間の支払い総額は約706万円で、車両は返却するが、税金、自賠責保険料、車両保険を含んだ全年齢補償の任意保険料、車検費用などがすべて利用料金に含まれる。
KINTOで注意したいのは、車両の返却を前提とした制約が多いことだ。盲導犬を含めて動物は同乗できず、1年間の走行距離も1万5000kmが上限で、これを上まわると返却時に精算が生じる。借りていることを意識して大切に使わねばならない。
■エルグランドの3.5Lという手も!!
三の手はエルグランドだ。
発売は2010年で、安全装備の設計が古くハイブリッドも選べない。1カ月平均の登録台数はセレナの4%だ。
人気も下がったが、V型6気筒3.5Lエンジン車は注目される。猛々しい加速には、ヴェルファイアの2.4Lターボとは異なる魅力があるからだ。しかも350ハイウェイスターの価格は482万7900円だから、2.5LのNAエンジンを搭載したアルファードZの540万円と比べて約60万円安い。
新型アルファード/ヴェルファイアは数年後の購入が得策ともいえる。現在売られるモデルは、納期の遅延を抑えるため、上級グレードに限られる。
しかし納期が落ち着いた頃には、約400万~500万円のNAエンジン車、約500万~600万円のハイブリッド車、プラグインハイブリッド車も加わる。これらのグレードが登場した後で、ニーズに合った仕様を選ぶと合理的だ。
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