スズキがジャパンモビリティショー出展車を公開したが、そのなかで俄然注目したいのが軽ワゴンBEVのeWX。軽ワゴンEVとしては、日産サクラ&ekクロスEVに続くもので、やっと出たかという印象。はたしてスズキの軽ワゴンBEV、eWXはどんなクルマなのか、紹介していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/スズキ
■スズキが初めて発表した軽ワゴンEV!
スズキがジャパンモビリティショーで出展する参考出品車のなかで、注目車の一つが、軽ワゴンEVのeWXだ。
開発テーマは「毎日の生活に寄り添う軽ワゴンEV」。今までと変わらず使える安心感と、EVならではの快適さ、楽しさが味わえるEVに仕上がっているという。
軽商用バンのBEVはすでに、スズキ、ダイハツ、トヨタの3社が共同開発した軽商用BEVを2023年度内に発売すると発表。ダイハツが生産し、トヨタがピクシスバン、ダイハツがe-ハイゼットカーゴ、スズキがeエブリイをそれぞれ販売する。三菱はミニキャブミーブをすでに販売中で、ホンダもすでにN-VAN e:を2024年春に発売すると発表している。
軽ワゴンEVとしては2022年6月に日産サクラ&三菱ekクロスEVが登場しているので、今回のeWXは軽ワゴンEV2番目のモデルということになりそうだ。
エクステリアデザインは、角丸長方形をモチーフに、先進感のなかにも親しみやすいキャラクターとし、EVらしい先進感のあるグレーと、ビビットな蛍光イエローをアクセントカラーにしている。
全体的なフォルムは、気付いた方もいるかもしれないが、そう、ハスラーを未来的にしたようなデザインで、ヘッドランプやテールランプも角丸の長方形となっている。
インテリアもエクステリアのイメージをそのまま踏襲し、角丸長方形をモチーフにしており、蛍光イエローとホワイトの2トーンカラーとしている。
液晶メーターや角丸のステアリング&ダッシュボード(写真を飾ったり、キーホルダーを装着することができる)などポップでオシャレなイメージ。
パワートレインについては明らかにされなかった。スズキ独自開発なのか、スズキ&ダイハツ&トヨタが共同開発したBEVシステムになるのかいまのところ不明。
ただ1点公表されたのが、230kmという一充電あたりの航続距離のみ。軽商用EVバンの航続距離の目安である200kmを超えてきており、サクラ&ekクロスEVの180kmを超えてきたのは特筆すべきポイントだ。
コメント
コメントの使い方