ジャパンモビリティショー2023ではクルマだけでなく次世代を担うモビリティが数多く出品されている。その中の1台にバイクと自転車を用途に合わせて切り替え可能なグラフィットのGFR-02が登場した!
文・画像/ベストカーWeb編集部
■都合よく自由にバイクと自転車を切り替えできるGFR-02
1台で電動バイク(原付)と自転車に切り替えが可能な「モビチェン」を搭載した、“都合のいい電動バイク”のGFR-02をリリースしているglafit(グラフィット)。
約2~3時間の充電でおよそ34kmの走行が可能という利便性に加え、折りたたんで持ち運ぶことも可能。
日常の移動だけでなく、レジャー先での移動手段としても人気を集めているモデルとなっている。
また電動機構を使用せず、ナンバープレートを覆ってペダルで漕いで走行する場合は、道路交通法上、自転車として取り扱うことできる「モビチェン」を搭載していることも大きな特徴だ。
ペダルを備えて漕ぐことでも走ることができるバイクというのは古くから存在していたが、従来のものはペダルで走行している際もバイクとして扱われるため、ヘルメットの非装着や免許なしでの走行、歩道走行などは法令違反となっていた。
しかしglafitは規制のサンドボックス制度を利用した法改正に取り組み、電源をオフにしてナンバープレートを覆った状態のときは電源が入らない制御などを搭載することで道路交通法上、自転車として取り扱うことを正式に認められたのである。
そんなGFR-02を擁するglafitは、今回のジャパンモビリティショー2023で、シェアサイクルの「HELLO CYCLING」を運営するOpenStreet社と共同でブースを出展。
シェアモビリティとして免許不要な特定小型原動機付自転車に該当する電動バイクを供給し、2024年1月から埼玉県や千葉県の一部を皮切りにサービスを展開することをアピールしている。
シェアサイクルに供給されるモデルは見た目こそ自転車然としているが、最高速度を20km/h以下に抑えるためにペダルを備えずにハンドルのスロットルのみで速度を制御することで速度超過を抑えたほか、歩道走行可能な最高速度6km/hに制限するモードも備わっているとのこと。
なおこの電動サイクルは一般ユーザー向けのモデルも開発中とのことで、2024年の発売を見込んでいるそうだ。
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