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トヨタ・モビリティ基金が安全かつ持続可能なモビリティソリューションの実現を目指し全世界を対象としたコンテスト形式の「サステナブル・シティズ・チャレンジ」の最終候補10都市を選定

配信元:TOYOTA
トヨタ・モビリティ基金が安全かつ持続可能なモビリティソリューションの実現を目指し全世界を対象としたコンテスト形式の「サステナブル・シティズ・チャレンジ」の最終候補10都市を選定
Toyota Mobility Foundation SUSTAINABLE CITIES CHALLENGE

 一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(Toyota Mobility Foundation、以下「TMF」)は、NPO法人Challenge Works*1およびWRI*2 と共同で、革新的で持続可能なモビリティ・ソリューションを持つイノベーターと都市を結び付け、都市が直面する課題に合わせたソリューションを提供することで、人々の生活の質の向上をねらうコンテスト形式の「サステナブル・シティズ・チャレンジ」(3年間、助成総額900万ドル)を2023年6月にスタート。「ステージ1」として「モビリティ障壁の克服」「モビリティシステムの強化」「低炭素社会の実現」をテーマとして都市を募集、このほど最終候補10都市を選定しました。

*1
Challenge Works(チャレンジワークス)
社会問題解決を目的としたコンテストの設計・推進を行う英国の非営利団体。
*2
WRI(ワールド・リソース・インスティチュート)
World Resources Institute。ワシントンD.C.に本拠地を置き、地球環境や都市交通の課題に取り組む非営利団体。

 なお、募集期間中には、世界46か国の150都市から200を超える応募が寄せられました。具体的な都市の選定にあたり、本取り組みが都市に与える影響、課題が革新的ソリューションを必要としているか、課題がテーマに合致しているかなどの観点について評価を行いました。

 2023年11月に最終候補10都市は、「能力開発アカデミー」に招待され、各都市の取り組みを進展させる支援を受けるほか、参加都市との幅広いネットワークを構築します。2024年2月には最終3都市が選定され、そして2024年年央より、3都市と協力する世界的なイノベーター募集が「ステージ2」として開始される予定です。イノベーターは、世界中のどこの国からでも応募は可能ですが、選定された3都市の課題に対応できるソリューションを備えていることが求められます。

 最終候補10都市は次のとおりです。

都市名 応募テーマ 都市の取り組み課題
ベンガルール
(Bengaluru)
インド モビリティ・システムの強化 クラウドソーシングを使った道路補修必要箇所、交通事故報告、事故多発地帯に関する報告環境の整備
デトロイト
(Detroit)
アメリカ 低炭素社会の実現 車両排気ガスに起因する観光・商業および物流拠点(Eastern Market)の住民への健康被害の抑制
フォルタレザ
(Fortaleza)
ブラジル モビリティ障壁の克服 特に低所得層を念頭に置いた公共交通(バス)の利便性向上
メデジン
(Medellin)
コロンビア モビリティ障壁の克服 特に山間部在住の弱者(障がい者、要介護者、移民等)の公共交通へのアクセス向上
メキシコシティ
(Mexico City)
メキシコ 低炭素社会の実現 世界遺産が隣接する商業地区での望ましい人流・物流等のモビリティのあり方の模索
ニューオーリンズ
(New Orleans)
アメリカ モビリティ・システムの強化 ハリケーンの上陸前の避難計画立案及び環境整備
セベランペライ
(Seberang Perai)
マレーシア 低炭素社会の実現 バトゥカワン工業団地(BKIP)での貨物車両等による温室効果ガスの排出抑制
バラナシ
(Varanasi)
インド モビリティ・システムの強化 デジタルを活用した、電動三輪タクシーと他交通モードとの接続性向上
ベネチア
(Venice)
イタリア モビリティ障壁の克服 持続可能な交通手段の強化及びより持続可能な選択への行動変容の促進に向けた、文化的、技術的、運営上の障壁の克服
ヨーク
(York)
イギリス 低炭素社会の実現 中世型都市の狭い道路事情とカーボンニューㇳラリティに合致した包括的交通対策の必要性(含小型電動モビリティ導入)

 トヨタ自動車は創業以来、お客様、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっています。そして、より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、TMFを設立しました。

 TMFは、誰もが自由に移動できるモビリティ社会の実現に向け、幅広いプロジェクトを通じて世界中の移動課題の解決に取り組んでいます。今後も、トヨタグループが事業活動を通じて培った技術やノウハウを活用し、多様なパートナーとの協働を通して、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも沿った活動を進めながら、人々が心豊かに暮らせる社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。

 以上

 
Sustainable Development Goals

 トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。

SDGsへの取り組み
https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/
 

今回の取り組みを通じて特に貢献可能なSDGsの目標

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 気候変動に具体的な対策を
  • パートナーシップで目標を達成しよう
 

 

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/40047994.html

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